津波被害地では、住宅や街並みの復旧が大きな課題です。もちろん、建物などの再建が鍵ですが、それだけでは住みよいまちにはなりません。各種のサービスが必要です。特に今回の被災地は高齢者が多く、医療や福祉が重要になります。ハードだけでなく、ソフトもあわせて考える必要があります。国土交通省が、市街地の復旧のためにいろいろと手を打っています。その中に「東日本大震災の復興における都市政策と健康・医療・福祉政策の連携及びコミュニティ形成に関するガイドライン」があります(概要、本文)。コミュニティの復旧には、施設などの都市政策とサービスなどの医療福祉政策・商業政策の両方が必要です。