被災者生活支援本部、勤務姿の記念

被災者支援本部の勤務姿(平成23年3月)と、復興本部の勤務姿(平成23年7月)を、当時、職員が漫画に書いてくれました。職場の壁に貼ってあります。 記念に、掲載しました。
この表紙に付けてある「フルート中年の似顔絵」と大違いですが、部下職員には、このように見えていたのですね。写真より、状況を伝えているかもしれません(笑い)。(2012年3月31日)

被災者支援本部勤務の頃(2011年3月)、職員が書いてくれた、私の勤務姿です。職場の壁に貼ってありました。大変な頃の思い出です。記念に残しておきます。

次は、復興本部勤務の頃(2011年7月)、同じく職員が書いてくれた、私の勤務姿です。何でもかんでも仕事を引き受け、部下の仕事を増やしていたことを、揶揄したものでもあります。彼らの、ささやかな「抵抗」です(笑い)。
大臣から、「ブラックホール」というあだ名を、頂いていました。「何でも飲み込む」という意味です。さらに、次は何をしなければならないかを、事前に考え取り組んでいました。既存の業務だけでも忙しい職員にとっては、次々と新しい困難な仕事が降ってきて、たまったものではありませんね。ごめん、反省。
でも、被災地の状況を考えると、誰かが対応しなければならないのですから。

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次のような写真もあります。
平成23年7月29日19時15分の職場(復興対策本部事務局)の様子

記者会見、記者の役割

大臣の記者会見に同席していて、気になることがあります。記者の皆さんが、下を向いて一心不乱にパソコンを打っているのです。大臣の発言を、直ちに記事にしているのでしょう。
でも、記者会見の場は、テープ起こしの場ではないですよね。質問をして、その答えに対して次の質問をする(再質問、突っ込みを入れる)。そして政治家の考えや、まだ公表されていない将来に向けての課題や方向を探る貴重な場です。
大臣秘書官や総理秘書官、さらには県の総務部長を務めて、「次はどのような質問が来るかな」「こう答えたら、次はどのように突っ込みが来るかな」と、考える癖が付きました。もちろんこれは、記者会見だけでなく、国会答弁や講演会での質疑応答でも同じです。
記者さんたちが、質問をしない、ありきたりの質問しかしない、答があったらそれで納得して再質問をしない。この状況を見ていると、「おいおい、そんな答弁で納得していてよいのかい」「もっと、こんな質問をしてくれよ」と、がっかりします。
当局側からすると、その方が楽なのですが。一国民としては、「もっと鋭い質問をしてくれ」と思います。それが、政治家の力量を明らかにすることであり、記者の力量を明らかにする場です。会話を通じた「真剣勝負の場」でしょう。国民代表として会見に出席し質問の機会を与えられているのですから、それにふさわしいやりとりをしてほしいですね。もちろん、事前に質問とさらには再質問を、考えておく必要があります。
視線がパソコン画面に向かっている限りは、鋭い質問や再質問はできないでしょう。政治家の表情を読むことも重要です。マイクの横には、ボイスレコーダーを置いているのですから。テープ起こしは後にして、政治家の表情を読み、次の質問を考えた方がよいと思うのですが。どうかな、H記者、H記者、K記者。

福島特別法成立

今日30日に、福島特別法が、参議院本会議で可決成立しました。関係者の方が審議を急いでくださり、3月中に成立しました。ありがとうございます。本会議後、関係議員の方に、お礼の挨拶に回りました。皆さん、一緒に喜んでくださいました。
我が事務局の法制班は、これで1年間に、復興基本法、復興特区法、復興庁設置法、そしてこの福島特別法と、4つの新法を作りました。この少ない人数で、良くやってくれました。職員は、徹夜と休日出勤の連続です。感謝します。

休ませてあげたいのですが。
法律が成立したので、直ちに、福島県と一緒になって、実行に移すための「方針」や「計画」を作る作業に入ります。福島県全域の復興計画と、避難が解除された区域の再生計画です。これは、結構大変です。準備行為は、既に始めていました。
挨拶回りを終えて、18時過ぎに職場に戻ったら、S参事官とS補佐が、「方針案を作ったので、見てください。分量が多いので、土曜と日曜に見てください」といって、どさっと資料をおいていきました。おいおい!

NPOの活動支援

今回の大災害に際し、被災者支援や復興で力を入れている方法に、NPOとの連携や支援があります。行政では手が届きにくいところに、ボランティア活動やNPOの協力を得ています。
NPOなどに活動してもらう際に、行政が応援できることは、情報を提供すること、障害となっていることを取り除くこと、財政支援をすることです。新年度予算案でも、NPOが活動する際に使うことができる予算や事業をまとめました。ご利用ください。(2012年3月29日)
昨日の資料を、職員が趣旨や目次を加筆して、使いやすくしてくれました。このHPも、リンクを張り替えました。

福島特別法案・参議院審議

福島復興再生特別措置法案が、参議院復興特別委員会で、審議されています。26日に提案理由説明を読み、27日、28日と審議が続いています。政府提出法案が衆議院で修正されたので、答弁席には大臣の他に衆議院の修正案提出議員も座って、質問に答えます。29日も質疑がある予定です。(2012年3月28日)

今日、参議院復興特別委員会で、福島復興再生特別措置法案が、全会一致で可決されました。明日の参議院本会議で、可決成立する予定です。