被災者支援・NPO団体との協働

今日は、ジャパン・プラットフォームに呼ばれて、加盟しているNGOの方約30人に、政府の被災者支援の概要をお話しし、意見交換してきました。ジャパン・プラットフォームは、国際的な災害支援を行っているNGOの集まりです。世界各地での災害復旧に、活躍しておられます。今回は、日本がその対象になったのです。
東北の被災地では、市町村のほかに、自衛隊やNPOが大活躍しています。ありがたいことです。ボランティア活動にも2種類あって、有志が個別に行ってボランティア活動する場合と、ジャパン・プラットフォームに参加しているような組織体としてしっかりしたNPOもあります。また後者のNPOにも、世界で活躍するような人と資金が大きいものと、それよりは小さいグループがあるそうです。

私は、『新地方自治入門-行政の現在と未来』以来、地域の公共は、自治体だけでなくいろんな中間団体やNPOが支えることになると、考えています。そして、先日「安心国家での地方公務員の役割」にも書きましたが、政府の仕事は、福祉や公共サービスの提供から、安心の保障に変わると考えています。そのような関心からも、NPO・NGOに興味を持っています。

「生活支援ハンドブック」や説明資料はわかりやすいと、褒めてもらいました。
住民の支援では、政府の得意分野や政府しかできない分野と、政府が不得手な分野があります。今日は、たくさん有意義な提案をもらいました。この方たちと、どのようにうまく協力していくかが、課題です。特に、市町村現場においてです。市町村役場では、まだこのようなグループとの付き合いが浅く、歯車が十分かみ合っていないところもあるようです。