今日は、総務省の若手職員研修で講演。自治大学校の業務の他、現在の地方行政の課題とともに、私のこれまでの経験=反省をお話ししました。先輩の経験談、特に失敗談は、私にとって大変貴重でした。私も公務員生活32年。しかも人様以上に、いろんな経験をさせてもらいました。ありがたいことです。少しでも、後輩に伝えたいです。
「明るい係長講座」にも書きましたが、私たち行政の仕事では、そんなにびっくりするような、新しい事件は起きません。本人にとっては初めてのことでも、先輩からすると、「そんなことに悩まなくても」「早く相談しろよ」というようなことばかりです。
今週は、定例の講義の他に、大学院や県議会など、連日の講演でした。本業の方の校長の業務も、結構ありまして。よく働きました。お呼びがあるうちが、華ですよね。明日は、日大の大学院講義。夜なべして、準備しています。
月別アーカイブ: 2010年12月
福島県議会講演
今日は、福島県議会に呼ばれて、しゃべってきました。議会では毎年、このような勉強会を、しておられるとのこと。今日は、代表質問の2日目で、本会議終了後に、議員の方々が集まってくださいました。
頂いたテーマは、社会のリスクと地方行政です。今、連載している内容のうち、地方行政にポイントしぼって、お話ししました。福島県では、昨年、安全安心条例をつくっておられます。そこには、防災や消費者安全などの他に、虐待問題など、私が社会生活の問題として取り上げているリスクも含まれています。議員の方々の問題意識とかみ合ったので、しゃべりやすかったです。
終了後、県庁の自治大の卒業生さんたちが、懇親会を開いてくださいました。古川議会事務局長さんが、自治大第1部課程第80期の卒業生でした。皆さん、それぞれにご活躍です。ありがとうございました。さらなるご活躍を、期待します。
今日のささやかな善行
今日、新幹線の車中でのことです。通路をはさんで反対側の座席で、赤ちゃんが、むずかっていました。私は、これから講演する内容をおさらいしつつ、いないないばーをして、相手をしていたのですが。途中で気がついて、若いお母さんに、話しかけました。
「ひょっとして、そのジャンパーが熱いのでは。子どもは体温が高いから。うちの子どもは、そうでした。個人差はありますがね」と。お母さんが、ジャンパーを脱がしたら、効果てきめんでした。
ホームページで、自慢するほどのことでは、ないのですが。
2010.12.01
今日は、慶応大学で講義。今回は、地方交付税の機能と仕組みです。私の専門分野です。「資料なし、目をつむってもしゃべれます」といったら、言いすぎですかね(笑い)。30年近く携わっていると、かなり要領よくわかりやすく、お話しできるようになりました。と、本人は思っています。話している途中で、いろんなことを思い出し、脱線したくなるのですが、それは最小限に抑えて。
あることに詳しくなるには、いくつかの段階がありますね。まずは、理解する、解説できるようになる。次に、全体像と細部の両方がわかる、仕組みだけでなく機能を理解する、一般の方にわかりやすく話せるようになる。さらに、限られた時間で解説できる、といったところでしょうか。結論からお話しすることが、短い時間で理解してもらう、一つのコツですね。
今週は、2度も慶応大学に行きました。