17日、自治大学校では、第2部研修生188人が6教室に別れて、「模擬講義演習」を行いました。一人持ち時間15分、それぞれが選んだテーマで、同僚研修生を新規採用職員や初任者などに見立てて、講義をするのです。
自治大の卒業生は、派遣元自治体に戻ると、今度は同僚や部下職員を相手に、研修の講師をすることが多いです。それだけではなく、幹部になるので、人前で話すことや、講義をすることも増えます。人前で講義する技術を磨くため、すでにそれに関する授業を受け、事前に講義プランも立てて、この本番に望みます。そして、同僚研修生や本校教授の評価と批判を受けます。
皆さん、事前に練習を重ねて登壇するのですが、思ったようにはいきません。たいがいは、時間が足らなくなるのです。また、同僚からは、「単調で眠くなる」「パワーポイントの使い方が下手だ」「どこが重要なのか伝わらなかった」などなど、厳しい批判が出ます。
でも、それがこの演習の目的です。最初から上手な人はいません。経験を積み、反省を重ね、工夫をして上手になるのですから。