朝日新聞12月6日夕刊の「月曜ワーク」は、日産自動車の伴アカネさんでした。「6年間で車の部品なでた回数、12,000回」という見出しです。部品に触った時の触感から、自動車部品の品質を支えるお仕事だそうです。
「触感」って、私たちの暮らしにとても重要な要素なのに、良くわからない、説明しにくいものですよね。私は、昔から関心を持っていました。
木のぬくもり、金属の冷たさ、ガラスのはかなさ、ということまでは、文字にでき説明できますが、実際はもっと微妙なものです。織物や毛皮の肌触り、人肌の感触は、なかなか表現できません。写真にとっても、伝えられません。紙も、柔らかなティッシュペーパー(それにも商品によって差があります)、ポスターなどのてかてかした紙、和紙、便せん用のいろんな肌触り、インクの吸い方の違う紙があります。
色や硬さは、表現しやすいのですが。肌触りは、文字通り、触ってみないと、わからないのでしょうか。匂いやうまみも、表現しにくいです。
記事では、硬いプラスチックを加工して、しっとりとした柔らかさを感じる「さわり心地」にできると、紹介されています。シボをつけるのだそうです。細かいしわしわ、デコボコといったらよいのでしょうか。