今日は、第1部学生に、2時間あまり、講話と講義をしました。第1部の学生は4月に入学し、明後日9月2日に卒業します。私は7月末に大学校に着任したので、彼らと話す機会がありませんでした。今日の午後は、寮を出る準備などのために取ってあった時間なのですが、教務部にお願いして、校長講話を入れてもらいました(学生にとっては、迷惑でしたかね)。
私が、校長講話としてお話ししたのは、自治大学校が学生に何を期待し、そのためにどのような講義や演習を提供しているかということです。第1部学生は、県や市の幹部候補生です。これからの活躍と出世を、期待されています。
講義としては、社会の変化が地方自治体と公務員にどのような課題を突き付けているか、これから私たちは何をしなければならないかという見取り図を話しました。皆さん、熱心に聞いてくれました。
また、放課後は、学生主催の卒業パーティに、呼ばれました。クラブ活動の成果発表が余興として出され、武道の演技や民謡なども披露してくれました。その他に茶道など、みんなそれぞれ、5か月間の寮生活を活用、エンジョイしているようです。5か月間の生活を振り返るスライドも、上映されました。初めのうちは歓声が上がっていましたが、最後はみんなが「じ~ん」と来ていました。ちなみに、今期の学生は、平均年齢40歳です。いろいろと、楽しかったこと苦しかったことを、思い出していたのでしょう。
懇談の中で、大学校生活の成果と反省を、本音で聞かせてもらいました。「授業が高度で、最初はついていくのが大変でした」「先輩からは、飲み代が大変だと聞いてきましたが、そんなに飲む時間はなかったです」「演習は勉強になりました」などなど、充実した体験だったと報告してくれました。もちろん、校長にですから、割り引いて聞かなければなりませんが。