今日も東京は、よい天気でした。上野の博物館へ「長谷川等伯展」を見に行ってきました。インターネットで調べたら、早朝から50分待ちでした。しかし、開催期間が1か月という短期展覧会なので、行列を覚悟で。昼前で60分待ちでした。それだけの入場制限をしても、会場は大変な人でした。「人の頭を見に来たようだ」と、私のいつもの台詞を発する人が、たくさんおられました(笑い)。
初めて松林図を見た時は、「すごい画家が、いたのだなあ」を驚きました。水墨画でこんなのが書けるのだと。その後何度見ても、素晴らしいですね。そして数年前、京都の智積院で、金碧障壁画の桜や楓を見た時は、それにも圧倒されました。しかし、あまりの画法の違いに、同一人物とは未だに思えません。
狩野派の型にはまった絵に比べ、躍動感や動きが素晴らしいです。彼の流派は跡継ぎがおらず絶えてしまいましたが、栄えておれば、日本画はどうなっていたのでしょうか。
上野公園は緋寒桜が咲き、大変な人出でした。わが家の椿も満開で、春はもうすぐですね。