日記 認知考古学 2010年2月21日 岡本全勝 松木武彦著「進化考古学の大冒険」(2009年、新潮選書)を読みました。人間の心・認知の仕組みはどう進化してきたか。遺跡や遺物から、推測するのです。 ヒトの体と心の基本設計はどう環境によって作られたか、美意識はどう生まれたか、縄文から弥生土器へと形はなぜ変化したか、狩猟革命と農耕革命、民族の誕生、巨大なモニュメント、文字。これらの人類史的意義と、日本の場合を議論しておられます。事柄の性格上、そうなのかなと思うところもありますが、面白かったです。