イギリスのブレア首相が、退陣を表明しました。各紙は、ブレア首相の10年間の功績と失政を、評価しています。11日の日経新聞は、「ブレア政権で英国はこう変わった」という表を、載せていました。
失業率は、6.5%から5.5%へ低下。一人当たりGDPは、16,000ポンドから19,000ポンドへ上昇。政府債務のGDP比は、44%から36%へ低下。もっとも、インフレ率は上昇、住宅価格も高騰しています。
生徒一人当たり教育費は、年間3,050ポンドから4,730ポンドへ引き上げ。これについては、ブレア首相は、「イギリスには3つの課題がある。1に教育、2に教育、3に教育だ」という名言を吐きました。公的医療予算は、340億ポンドから940億ポンドへ膨張。移民の受け入れは、年間32万人から56万人へ拡大しています。
10年間首相の座にあり、強いリーダーシップを発揮すると、その間に多くのことができます。また、数字で評価することができます。もちろん、その間の失敗や不十分な点も含めて。