災害復旧経費

今日は、衆議院災害対策特別委員会で、答弁の機会がありました。豪雨災害の応急や復旧にかかる自治体の経費を、特別交付税で措置することになっています。「大丈夫か」との質問に対し、「きちんと措置します」という答弁をしました。
自治体による応急や復旧措置が、住民の被害についての「保険」だとすると、特別交付税はその「再保険」です。各自治体では対応しきれないものを、国が引き受けます。もちろん、それぞれの掛け金は、税金です。

7月30日 自治大学校

今日の午前中は、自治大学校での講義。「経済財政諮問会議と財政再建」についてです。椎川前校長のご指示で、昨年から出講しています。
諮問会議の機能と日本の財政状況を、いつものように「わかりやすく」しかし「とても大変なこと」を、お話ししたつもりです。
どこまで理解されたでしょうか。話す側の電圧は、必ずしも受け取る側の理解度に比例しないのですよね。わかっていながら、熱が入ってしまって・・・

分権、地方の気概

29日の朝日新聞社説は、「地方分権―奪い取る気概がなければ」でした。
・・「地方分権は、霞が関の官僚から恩恵的にもたらされるものではない。地方が中央と戦って確立すべきものだ」 。政府の分権改革推進委員長として具体策を検討している丹羽宇一郎氏が、さきごろ開かれた全国知事会議で知事たちにこう喝を入れた。よほど歯がゆいのだろう。丹羽委員会はこれから、政府の出先機関を整理して仕事を自治体に任せたり、税財源の再配分といった分権改革の本丸に手をつける。だが、その最大の推進勢力であっていいはずの知事たちが何とも心もとない。
・・分権推進を掛け声に、小泉政権時代に行われた「三位一体」の改革では、結局、自治体の歳入の大きな部分を占める地方交付税を大幅に減らされた。また同じ目にあうのではと疑心暗鬼になるのも仕方ない面はある。 だが、それでは分権の推進力は生まれない。権限を奪われたくない役所や官僚。中央とのパイプ役の地位を失いたくない国会議員。こうした幾重もの壁を突破するには、丹羽氏が言うように「戦う」しかないのだ。権限とともにお金や人を奪い取る気概がなければ、分権は絵に描いた餅に終わる・・

カエル

昨夜、雷雨のあと。あのカエルと思われるカエルが、近所の家の前を今度は、逆方向に進んでいました。どこかに出かけたあと、帰宅途中だったのかも知れません。友達か恋人が、いるのでしょうか。心配になります。(2008年7月30日)
昨日、27日の夕方のことです。少し雨が、ぱらついていました。息子と近くのスーパーマーケットから帰ってきたら、家の前の道を、大きなカエルが悠然と横切っていました。1昨年も、梅雨時に見かけました。去年は見なかったので、死んだのかなと思っていました。
ご近所の物知り奥さんに聞いても、近くに池は見あたらず、どこで生息しているか、謎です。

新聞記事の価値

29日の朝日新聞星浩編集委員の「政態拝見」は、「5W1H掘り下げよう」でした。
・・北朝鮮の核問題を話し合う6者協議に出席した日本の外交官から、こんなぼやきを聞いたことがある。
「日本のメディアの関心は、会合がいつ(WHEN)開かれるのか、誰と誰(WHO)が会うのか、に集中しすぎている。何を(WHAT)論議するのか、なぜ(WHY)協議が大切なのか、といった点をもっと掘り下げて欲しい」
新聞記事の基本は、この4つに、どこ(WHERE)と、どのように(HOW)を加えた5W1Hだが、6者協議の報道は、WHENとWHOに偏りがちだというのだ。・・長文の解説記事を載せる欧米の新聞などと日本のメディアを比べると、この外交官の指摘も、うなずける面はある・・