今日の東京は、コートどころか、上着もなしで過ごせるような陽気でした。高校の先輩である坂口紀代美さんから、「巣鴨駅前商店街にモニュメントを設置するので、見に来るように」との指示があり、行ってきました。駅北の商店街、国道を挟んだ両側の歩道に、人の背丈ほどの石が置かれています。
西側の三菱UFJ銀行前は「MADAMADA」といい、東側の和菓子屋さん前は「KOREKARA」というのだそうです。作者によれば、「高齢化と団塊の世代の問題の多いこの頃、KOREKARA、MADAMADAと、少しでも踏ん張ってやってゆこうじゃないかという、気持ちを鼓舞するモニュメントです」とのこと。
それぞれ、黒御影石の一面が磨かれ、そこに鑿の跡が散らばっています。制作過程の写真を見せてもらっていたので、てっきりテーブルのように置かれるのかと思っていたら、立っていました。私は、「猫の足跡ですか」と聞いて、「桜の花びらよ」としかられました。1基で、2トン近くもあるそうです。深さ1.5メートルの基礎の上に、ボルトで固定してあります。据え付けるのが、大仕事です。
みなさんも、一度ご覧ください。猫の足跡か、桜の花びらか。