記者さんとの会話
記:国の出先機関整理を勉強していて、気づいたんですが。不動産登記って、なぜ法務省の出先でやっているのですかね。戸籍は市町村役場でしょ。
全:良い点に気が付いたね。私も、昔から不思議に思っていた。動く人間の登録が地方団体で、動かない不動産の登録が国の出先というのは、逆だわな。
記:そうなんです。税金も固定資産税は市町村でしょ。動かないんだから、市町村にぴったりですよね。不動産登記も市町村でやれば、一元化できますよ。
全:たぶん、歴史的な経緯だったんだろうね。
記:不動産の登記事務って、そんな難しくないんでしょ。
全:だろうね。市町村に移っても、市町村はメリットがないという意見も聞く
ね。画一的な事務だし。
記:そんなことを言ったら、戸籍だって全国画一の事務ですよ。国の出先に移しますか?住民からすれば、不動産登記も市町村役場で処理できれば、便利になりますよ。法務局って、どこにあるか知らないもの。それに、小さな出先機関がいくつもあるより、市町村に集めれば、内部管理組織が不要になって、コストも下がります。