冬休み

今日は御用納め。私は、一日早くお休みをいただきました。それで、年賀状も残り120枚を書き上げ、予定の800枚を投函できました。明日からは、正月の準備と、原稿書きができます。読みたい本も、たくさん積んであります。もっとも、欲張っても、そんなにたくさんのことはできません。

取り残される日本経済

28日の日経新聞夕刊によると、東京株式市場の平均株価は、前年末に比べ11.1%下がったそうです。世界各国を見ると、主要20か国市場で下がっているのは他に、イタリア8.7%、スイス4.5%だけです。中国96%、インド45%の上昇(それぞれ1年間に2倍、1,5倍です)は特別としても、韓国33%、ドイツ20%、アメリカ7%、イギリス3%の上昇です。なぜこんなに、日本の力が弱いのでしょうか。

日本は原料輸出国

先日、記者さんとしゃべっていて、次のような議論になりました。
日本は金余りである。それを、日本国内で使えず、国債に吸い上げた以外は、ロンドンまで持っていって、運用してもらっている。円を「原料」と考えれば、日本で円を加工できず、原料のまま輸出している。
それがロンドンで加工され、アジアなどに回っている。一部は日本に環流している。そして、加工賃は、ロンドンが受け取っている。
円がどのくらい「輸出」されているか不明だが、すごい金額であろう。よって、日本の原料輸出のナンバーワンは、円である。
日本は原料を輸入し、加工して輸出することで稼いでいるといわれている。それは、大間違い。確かにモノにあっては、加工型である。それは工業の話。金融業については、加工能力がなく、原料のまま輸出している、後進国だ。

町税の増税

富山県立山町が、小中学校の体育館建て替えなどの財源とするため、固定資産税率を引き上げることを決めました(北日本新聞ニュース)。議会では、大議論があったようです。
良いことですね。自分たちが必要とする財源を、住民に求めることは。これが自治です。議会の本来の役割です。交付税や補助金の増額を待つようでは、自治とは言えません。英断に拍手を送ります。これが普通のことにならなければ、いけませんね。他の自治体にも広がることを、期待します。全国の超過課税の状況は、総務省が調べています。