息子の大学進学が決まり、本やノートの整理を手伝いました。どこまで読んだか、問題集を解いたかは別として、大変な量を捨てました。私の大学受験の時は、そんなに受験参考書も買わず(田舎なので知らなかった)、塾も行かなかった(明日香村にはなかった)のです。息子曰く「お父さん、これで家が数センチ浮き上がっただろう」。
一方、娘は4月から会社員。最初は寮に入り研修を受けるとのことです。親ばかを発揮して、娘と一緒に、寮と研修所を視察に行きました。
ついこの間まで、二人ともよちよち歩いていたと思っていたのに。子どもの成長は早いです。さらに、希望に満ちている二人を見ると、それに引き換え、自分は歳を取ったなあと実感します。私にも、未来への希望とそしてそれと抱き合わせだった不安が、いっぱいの時代がありました。いつの間にか、現状と日常に安住するようになりました。毎日を一生懸命生きていると、30年もあっという間ですね。