今日は、公明党の雇用・再チャレンジ本部に呼ばれ、状況を説明しました。この仕事は、官僚だけでできる仕事ではありません。政党・政治家が関心を持ってくださることは、ありがたいことです。そもそも、官僚は自分たちが勝ち組なので、負け組や再チャレンジに最も遠い人たちです。それに比べ、政治家は広く国民に接し、困難な状況に置かれた人たちから、要望を聞いておられますから、有力なチャンネルなのです。
記者さん達も大きな関心を持ってくれて、毎日何人もの人が取材に来てくれます。携帯を鳴らす記者も・・。まあ、それは喜ぶべきことなのでしょう。彼らに理解してもらえないような仕事では、国民に分かってもらえないですよね。なるべく状況をお話しし、何ができるか、何ができないかを理解してもらうようにしています。そうでないと、間違った期待をされると困りますから。そして、彼らと話していると、何が欠けているかがよく分かります。その点は、私にとっての先生です。
再チャレンジ室ができて、約1か月が経ちました。早いものです。この間に、再チャレンジプランを年内につくることとし、枠組みを設定しました。そこに盛り込む予算は要求を追加してもらい、これから査定を受けてその結果を盛り込みます。次は、関係法律改正です。いくつかのタマを出してもらっているので、それをこれから成案にしてもらい、プランに盛り込みます。その他いくつか案件を抱えていて、それらも道筋が着けば、プランに盛り込みたいと思っています。それぞれ担当者が、困難な課題に時間との勝負で取り組んでいます。
毎日、新しい課題が生じ、それへの対応に追われているので、もう何ヶ月も経ったような気がします。もっとも、私は職員を督励し、先々を考えることが仕事なので、まだ中くらいの時間で生活しています。毎日の仕事に追われ、短い時間で生活している職員達にとっては、時間は光速で過ぎていっているでしょう(短い時間と中くらいの時間については、拙著「新地方自治入門」p254、p312参照)。