今日21日付けで、内閣府大臣官房審議官(経済社会システム担当)に異動しました。朝日新聞や日経新聞には小さく出たようで、何人もの方から、お祝いのメールや激励のメールをいただきました。
「HPを読むと書類の整理ばかりしておられたので、異動ではないかと思っていました。やはりそうでしたか」「職場が変わっても、ほんねの意見表明はやめないでください」などなど。うーん、激励なのかなあ(笑い)。
(審議官とは)
「新聞には、審議官でも写真が出ている人がいるのに、おまえは出ていない」というのもありました。一般の方には、わかりにくいでしょうね。「内閣府審議官」や「総務審議官」というように、省名がついている審議官は、事務次官級です。私のは「大臣官房審議官」で、課長の上・局長の下です。まあ、局次長級=中二階ですね。
霞ヶ関では、局次長は少なく、多くは「官房審議官」です。これは、仕事を固定せず弾力的に運用できるようにするためです。私の仕事上の上司は、政策統括官(経済社会システム担当)になります。これも、局長級ですが、所掌を弾力的にする仕組みです。局長級が仕事を固定していないので、その下の審議官も仕事を固定できません。さらに、その下の課長級も仕事を固定できないので、課長でなく参事官になります。
このあたりの制度設計は、省庁改革本部時代に参画しました。拙著「省庁改革の現場から」に、書いておきました。そこに座るとは、「因果はめぐる」ですね。
審議官から上が、指定職です。これまでとは、給料表が別になります。民間企業で言うと、取締役にたとえる場合があります。よく似ているのは、勤勉手当がなくなることだそうです(うーん)。
(出向)
私の「本籍」は総務省ですが、今回の異動は、いわゆる出向です。総務省からは「出向させる」との辞令をいただき、内閣府では人事権者である官房長官から、「官房審議官にする」との辞令をもらいます。職務上の大臣は経済財政担当大臣ですが、人事は内閣府の長である官房長官になります。担当大臣は、人事などを持ちません。
仕事の内容などについては、もう少し勉強してから、報告します。2年半の間務めた、官房総務課長の仕事の反省も、しなければなりませんね。