カテゴリー別アーカイブ: 消防・防災

行政-消防・防災

消防大学校学友会報

消防大学校の同窓会誌「学友会報」2010年9月号に、拙稿「最高の教育訓練のために-学生の負担が増え学生が喜ぶ授業」が載りました。すでに消防大学校長はやめているので、載せるのはいかがなものかとも思いました。しかし、私が考える消防大学校の授業のあり方を書いておき、関係者の議論に供したいと考えました。
内容は、副題の通りです。座って一流の講師の話を聞くだけでなく、学生が自分たちで考え、話し、身体を動かす授業を重点にすること。卒業式で、学生たちが感激で涙を流す授業が、目標です。

登山保険

先日、山の遭難に備え保険にはいるべきだと、書きました(山岳遭難の救助費用負担。8月12日)。25日の読売新聞家計欄が、登山保険を解説していました。「万一、山で遭難した際に備え、救援の費用を保障する保険」です。
・・民間救助ヘリを養成すると、1日数十万~100万円以上かかるという・・
詳しくは、原文をお読みください。

山岳遭難の救助費用負担

12日の朝日新聞オピニオン欄は、山岳遭難を取材している羽根田治さんの「安易な救助要請が山岳遭難を助長する。へり出動費は全額負担させ自覚を促せ」でした。
かつてこのHPでも、登山者が、長野県警にヘリコプターによる救助を要請し、警察ヘリが点検中で民間ヘリを紹介したら、自力で降りたという例を紹介しました(2005年9月28日)。記事では、手の甲をすりむいただけでヘリを呼んだ男性2人組の例を、紹介しています。しかも、救助後に救助隊員の事情聴取を拒否し、捨てぜりふまで残したそうです。
羽根田さんは、安易な救助要請を減らすために、救助費用の有料化を提言しておられます。「高額になる場合がある」との意見に対しては、保険に入るべきとおっしゃっています。私も、その意見です。反対論者には、「救助は無料だという原則」をおっしゃる方もおられます。しかし、その費用は、私たち国民の税金で賄っています。特に、里山に登るのではなく、高山に、しかも冬山だと、危険は承知の上でしょう。万が一の場合に備え、保険に入っていくべきです。登山は、通常の日常生活でのリスクとは、違うのです。
リスクがある場合、まずは保険で危険負担を分散することが、先にあるのではないでしょうか。それでもダメなら、政府の出番です。ところで、警察や防災ヘリは県が、消防ヘリは都と市が運行しています。住民でない人の救助にも、出動しています。費用負担は、県民や市民がしています。

消防操法大会

ニュースでも取り上げられていますが、猛暑による熱中症が増えています。救急搬送する人数が、急増しています。お気をつけください。消防庁ホームページ熱中症情報、特に「熱中症による救急搬送人数等(7月12日~7月18日 速報値)」のp6をご覧ください。(2010年7月22日)

(消防操法大会)
今日は、愛知県まで、県の消防団の消防操法大会に、消防庁長官の代理で行ってきました。各市町村から選ばれた消防団の代表が、消防車や持ち運びできる小型ポンプにホースをつなぎ、いかに正確に早く火を消すか(的を落とすか)を競います。
その各県の代表が、秋の全国大会に出場します。今年は、愛知県で全国大会が行われるので、愛知県大会=県予選は、いやが上にも盛り上がります。昨年の女性消防操法大会全国大会は、このHP(2009年10月22日)で紹介しましたよね。
今日も愛知県はとても暑く、開会式で祝辞を読んでいるだけでも、汗が流れました。出場選手たちは、さらに大変だったと思います。(2010年7月24日)
「躁法」と書きましたが、「操法」の間違いです。訂正します。星野教官、御指摘ありがとうございます。パソコンの漢字変換に頼っていると、危ないですね。