集中力、その1。邪魔する要素、外部要因

私は、勉強ができる人、仕事ができる人と、そうでない人との大きな違いは、集中力があるかどうかだと思っています。知能指数の差以上に、集中力の差が、できる人とそうでない人の違いを生みます。
近年、集中力が落ちてきたと思うことが多いので、なぜだろうと考えてみました。どうしたら集中力が高まるかについては、いろんな本が出ているようです。それはそれとして、私の経験から述べます。

集中力には、本人の要素と、外部の要素があります。まず、外部の要素、環境から考えましょう。
邪魔される場合を考えると、わかりやすいですよね。うるさかったり、注意を引くものがあると、どうしてもそちらを見てしまいます。
皆さんも、テレビを見ながら、難しい本は読めないでしょう。私は、音楽を聴きながらの読書はできません。
人の脳は同時に複数のことを処理できず、複数のことをしているように見えても、それは短い時間で脳内での処理を切り替えているのだそうです。よって、集中できず、能率は上がりません。

スマホやパソコンが仕事を邪魔することは、『明るい公務員講座 仕事の達人編』に書きました。
三井住友海上火災保険が、働き方改革で全社員に配った退社時刻宣言POPには、「ただいま集中タイムです」という表示もあります。要するに「いま集中しているので、話しかけないでください」ということです。この項続く