五百旗頭・前復興推進委員長、5年目の復興の評価

今日5月21日の毎日新聞に、五百旗頭真・前復興推進委員長の岩手県視察結果についての寄稿が、載っていました「三陸復興の3類型 新しいまち創造、始動」。
・・・4月下旬、岩手県の三陸海岸被災地を数日かけて訪ねた。
驚いた。ついにその時が来た。この地域全体がうなりをあげてまちづくり土木工事まっさかりである。こんな広域の国土改造は久しく見たことがない。
復興構想会議議長であった私が、「率直に言って遅すぎる」と時の総理に申し上げたのは、大震災の起こった2011年の秋であった。政変に2、3カ月を空費し、被災地が冬を迎える前に槌音高く再建を始めることは不可能になったとの抗議である。問題は避難所から仮設住宅への移行であり、がれき処理であった。一体いつになれば、本格的なまちの再建が始まるのか・・・
・・・5度目の春の今、ついに本当に春がやってきた。間違いなく新しいまちづくりがスタートしている。それは昨14年に本格化したが、不思議なことにメディアはあまり報道せず、したがって国民的認識になっていない・・・
ありがとうございます。先日の「これまでの総括」(5月12日)でも公表し、このページでもたびたび書いているように、津波被災地域では着実に復興工事が進み、住宅再建の見込みがつきつつあります。ぜひ、原文をお読みください。