今朝の「河北新報」に、沿岸被災20自治体の市町村長アンケート結果が載りました。「復興庁2年、司令塔役評価」という見出しです(沿岸部で被害が大きかった市町村と、原発事故で避難した市町村は40以上あるので、約半数の市町村が対象となっています)。
詳細は記事をご覧いただくとして、多くの首長が、復興庁の役割を高く評価してくださっています。
司令塔の役割を果たしているかという問には、果たしているが2人、ある程度果たしているが16人、あまり果たしていないが2人です。果たしていないは、おられませんでした。
自治体とコミュニケーションがとれているかについては、取れているが9人、ある程度取れているが11人です。あまり取れていない、取れていないという回答はありません。
100点満点、合格点が60点という総合評価では、最高が90点、最低が50点で、平均点は72点です。及第点をもらえなかった首長は2人で、55点と50点でした。記事では「15人合格点」とありますが、残る5人のうち3人は無回答です。でも、その方々も、司令塔の役割とコミュニケーションについては、良い点をくださっているので、たぶん合格点をもらったと推測します。例えば、点数では無回答の仙台市長は、「発足当初よりも存在感が大きくなっている。前例のない課題に果敢に取り組んでいる」と、回答しておられます。
このような評価をしていただいた首長さんに、お礼を申し上げます。そして、そのような評価をいただいたのは、職員みんなの努力の成果です。また、協力してくれた各府省の職員のおかげです。感謝します。
もちろん、満点をもらっていませんし、及第点をもらえなかった自治体もあります。指摘されている課題を克服して、復興を進めなければなりません。
でも、このようなアンケートで、見出しに「評価」とつくのは、あまり見たことがありません。行政や官僚は、マスコミでは批判の対象になるのが定番ですから。うれしかったです。