カテゴリーアーカイブ:著作と講演

3月22日 政策メッセ・ワークショップ

2008年3月22日   岡本全勝
今日は、政策メッセ・ワークショップに、出席してきました。私の出番は、「中央省庁等改革の成果と課題-この国のかたちは変わったか(「内閣主導」「官邸主導」について)です。司会は、田中秀明教授(一橋大学)、パネリストは、私のほか、清水真人記者(日本経済新聞社)、曽根泰教教授(慶應大学)です。なかなかの顔ぶれだと、思いませんか。
もっとも、3人が10分ずつ話すだけで、30分かかりますから、1時間半では2周ちょっとで終わってしまいます。
3人とも事前にレジュメを交換し(インターネットは便利ですね)、論点を整理してあったので、議論が発散することなく進みました。結構、身のある議論ができたと思います。連載中の「行政構造改革」と重なる部分があるので、私の勉強にもなりました。
観客は40人ほど。公務員や学生のほか、NHK記者、読売新聞記者、シンクタンク幹部など、知った顔ぶれも参加していました。

講演録やインタビュー

2008年3月1日   岡本全勝

(3)官僚論
インタビュー「官僚論月刊『時評』2004年10月号

高橋 潤二郎先生との対談「行政改革と地方自治」、季刊「ユニバーサルデザイン」17号(2005年11月)
私の発言の見出しは、「こんなんじゃ日本はぜんぜん変わらへんやないか、官僚がこんなんでええのか」です。先生の発言の見出しは「新しい時代には、新しい思考の枠組みをもつ官僚が日本を背負うべき」です。この記事を見た職員は、「実物よりよく写ってますね」と言ってくれました。喜んで良いのかどうか・・。
今回の「場違いな対談」は、先生が拙著「新地方自治入門」を読んでくださって、「おもしろい、官僚にもこんなのがいるのか」ということで、ご指名をいただいたそうです。一般の書店には並んでいませんが、ご関心のある方はお読み下さい。
先生は、「岡本さんは、東大法学部ですか」と聞いてくださいました。「あなたの物の見方は、法学部ではないですね」という指摘です。これも喜んで良いのかどうか・・。私が「大学時代は、法律以外に政治学と京都大学人文科学研究所の今西錦司・梅棹忠夫・加藤秀俊先生らの著作を読んでました」といったら、先生も納得してくださいました。

学生の緊張と感激―教育水準を保つ工夫― 消防庁広報誌『消防の動き』2010年3月号巻頭言)

「最高の教育訓練のために-学生の負担が増え学生が喜ぶ授業」2010年9月、『消防大学校学友会報』第114号

「巻頭言」月刊『自治フォーラム』2011年1月号(第一法規)
自治大学校での研修の在り方について述べました。

2月8日 第46回関西財界セミナー

2008年2月8日   岡本全勝
今日は、第46回関西財界セミナー(京都国際会館)に行ってきました。第3分科会「日本復活の条件を探る」第3セッション「道州制で日本各地を元気にする」で、発表しました。議長は松下正幸松下電器副会長、関西財界のお歴々の前での発表で、いささか緊張しました。もっとも、しゃべり出すと、いつもの調子になりました。すると、違った意味で、血圧が上がるのです(笑い)。
私の主張は、次の通りです。
日本は中央集権モデルで大成功し、それが現在の失敗を生んでいる。
道州制によって変えるものの一つは政治であり、地方分権である。一言で言えば、内政面での「霞ヶ関の分割」である。国鉄の分割をイメージしてもらえばいい。これによって、国会議員と官僚は、国としてすべき仕事に専念し、地方のことは道州に委ねることができる。
変えるべきもう一つは、経済である。地域は、地域経営という思考に立ち、自立すべきである。東京を向かずに、アジアを向いてほしい。第一の政治改革は、分権でも達成できる。しかし、地域経済の自立は、都道府県を前提にしていては、できないだろう。
道州制実現に向けて、抵抗勢力は官僚と知事・県会議員であろう。推進勢力は、国会議員と経済界である。霞ヶ関を分割できるのは、総理のリーダーシップしかない。これは、省庁改革の時の橋本総理を思い浮かべてもらいたい。
さほど変なことは言っていないつもりなのですが、「霞ヶ関にもこんな官僚がいるのか」と、お褒めの?言葉をいただきました。会議終了後も、たくさんの出席者から、声をかけてもらいました。
この分科会のテーマが日本復活についてで、昨日はシュンペーターの創造的破壊が議論になったようです。そこで、官僚制は成功したが、日本復活のために、いまや破壊しなければならない、との発言もありました。松下副会長はとりまとめの際に、「トップダウンで改革ができるのは、創業者か、業績が悪くなったときだ」と喝破されました。
分権と道州制について、非常に深い理解と強い意欲を感じました。経済界の方がこれだけ熱心になっていただくのは、ありがたいことです。この熱意と力で、政治家を動かしてもらいたいです。
それにしても、全体で500人もの財界人が参加して、2日間議論をされるのは、すごいですね。「京都ダボス会議」といったところでしょうか。マスコミも政治家も、もっと関心を持つべきだと思います。海外ばかり向かずに、日本も向いてください。でも、事務局も大変でしょう。
お呼びいただき、ありがとうございました。少しはお役に立てたでしょうか。私としては、効果的な伝道師活動ができて、うれしかったです。

1月28日 自治大学校

2008年1月28日   岡本全勝
今日は午後から、自治大学校で講義。かつて、自治大で教授を勤めました。まだ、広尾にあった頃です。立川に移転して、施設は比較にならないほど立派になりました。霞ヶ関から遠いのが難点です。
椎川校長のご指示は「骨太の方針」と「改革と展望」です。経済財政諮問会議の役割や日本の経済・財政が置かれている状況など、幅広い背景を含めてお話ししました。ふだん聞けない話の方が、面白いでしょうから。
今日はお客さんは、県や市の職員ですから、学生さんより楽です。脱線・小話もたくさん交えて、飽きが来ないように、しかし深くて濃い話をしました。いつものように、2時限しゃべるとへとへとになりましたが、満足できる出来でした。問題は、お客さんがどう受けとめてくれたかですね。
なお、授業中に紹介した、日本の人口ピラミッドの推移は日本の人口に、GDPの推移は戦後日本の経済成長と税収載せてあります。

雑誌への寄稿

2007年12月26日   岡本全勝

普通の市民が議員、普通の市民が職員-便利で頼りになる市役所」月刊『地方財務』(ぎょうせい)2008年1月号
特集「2020年 ニッポンの地域社会」の一つとして、拙稿「普通の市民が議員、普通の市民が職員-便利で頼りになる市役所」が載っています。分権が進み、道州制が導入された時代、そして小さな市役所が実現するとどうなるか。市役所も、大きく変わっています。近未来小説です。編集長が読みながら、くすっと笑ったという論考です。まあ、読んでみてください。意見も受け付けますので、読んで批判がある方は、どうぞメールしてください。
この特集には、私のほか、御手洗冨士夫経団連会長、片山善博慶応大学教授(前鳥取県知事)、金子勝慶応大学教授らも、書いておられます。経団連会長がこの種の雑誌に寄稿されるって、すごいですよね。次のように書いておられます。
・・故郷を愛する気持ちは人一倍強い。そういう意味で、自分を「現役の田舎者」と称している。ところが、私が田舎者であるというと、聞いた方は必ず苦笑される。「田舎者」という言葉には、地方出身者が使うと東京に対してどこか自分を卑下しているような響きが、逆に東京で暮らす人が使うと地方を見下しているような響きがあるようで・・続きは、原文をお読みください。