11月なのに、我が家のアサガオは、小さなつぼみをつけています。2、3日に一つ花を咲かせます。もっとも、見慣れたアサガオの形ではなく、小さくて花びらが縮れています。
引き抜くのもかわいそうなので、そのままにしてあります。
でも、その鉢には、チューリップの球根を植えなければならないのです。
カテゴリー別アーカイブ: 新居顛末記
生き様-新居顛末記
高木を切る
ご近所に、高い木が数本立っている庭があります。最初は庭にふさわしい大きさだったのでしょうが、すくすく成長して、とんでもない大きさになっています。「倒れたら、住宅が壊れるなあ」と心配していました。
今朝、庭師さんが入って、切り始めました。その技がすごいので、見とれてしまいました。
住宅に囲まれているのと、電話線などがあって、切り倒すわけにはいきません。まず一人が登っていきます。ニセアカシアだそうです。
「何メートルくらいですか」と聞くと、木の上から「今いるのが15メートルほど」とのこと(う~ん、仕事の邪魔をしていますね)。その上にまだまだあるので、てっぺんは20メートルほどでしょうか。わが家は3階建てなので、屋根の上で10メートルほどです。しかも、幹も枝も揺れています。ああ怖い。
徒然草の「高名の木登り」を思い出しました。
切る枝に、2本のロープをかけます。1本目は幹に近い方で、端を幹に巻き付けます。もう1本は垂らして、助手が下で端を持っています。枝が切り離されると、1本目のロープが枝を支え、そのロープを緩めると、枝が降りていきます。下の助手が2本目のロープを引っ張り、枝を受け止めます。なるほど。
ところが、途中に電話線がたくさんあり、そこに引っかかります。
助手は、降りてきた枝からロープを放し、上の庭師さんは、次の枝に取りかかります。助手は、下ろされた枝を小さく切って、トラックに積みます。このくり返しです。
途中から幹を切るには、チェーンソーが使われました。
夏椿の異変
わが家の玄関脇の夏椿についてです。去年の春に植え替えました。その後、順調に育ち、今年も元気よく花を咲かせてくれました。
ところが1か月ほど前から、いくつかの葉っぱに、茶色い枯れが目立つようになりました。一つの葉が全面的に枯れるのではなく、部分的にです。しかも、何もない枝と、枯れた葉が目立つ枝があります。
お向かいの園芸のお師匠様に相談しましたが、「病気でもなさそうだし」と原因不明です。
そこで思い出して、買った植木屋さんに相談しました。インターネットで買った、九州の植木屋さんです。その際に「何でも相談してください」とのことだったので、写真を数枚付けて、電子メールで相談しました。
回答は、「昨年も同様な症状が合った場合は、まだ植え付け2年目であることから、根がしっかり張っておらず水がうまく吸い上げられていない可能性があります。また、枯れているのが上部やサイド部分であることから、葉焼けを起こしているのかもしれません。夏場は葉焼けを起こしやすくなりますが、しっかりと根付くと葉焼けも落ち着きます」とのこと。
さらに詳しい対処方法も教えてもらいました。専門家に見てもらったのですから、安心です。便利なものですね。
玄関脇の小さな土地、下水管も埋設されているので、根を張るのも難しいのだと思います。水やりを怠らず、様子を見ることにします。
今年も出ました、カエル
毎年この時期になると出てくるご近所のカエル。日経新聞夕刊コラムにも登場しました。今年も出ました。
先日の雨の朝、玄関に出たキョーコさんが、大きな声で呼びます。出ていくと、道路に面したわが家の塀の下で、小さなカエルが先に進めず困っています。
いつものカエルのように土色ですが、違うのは大きさです。手指の爪ほどの大きさです。今年生まれたばかりでしょうか。
たぶんお向かいの庭から、道路を横切ってきたのでしょう。やさしく捕まえて、実家に帰ってもらいました。
建て替えられる建物、5
「建て替えられる建物、4」の続きです。
平成6年(1994年)、39歳で富山県庁に赴任しました。鉄筋コンクリート造りの集合住宅の宿舎に入りました。かなり老朽化していました。これも取り壊されたようです。
43歳で東京に戻り、新宿高田馬場(大久保)の公務員宿舎に入りました。これは建ったばかりできれいでした。もちろん今も健在です。
平成17年(2005年)、50歳で杉並区高円寺に家を建てました。土地を買いました。古い家が建っていましたが、取り壊して新築しました。そこに住んで、15年余りになります。建てる際に、工務店に「100年持つ家を作って下さい」とお願いしました。「大丈夫ですよ」と言ってくださいました。
こうしてみると、30年以上前に住んだ住宅は、すべてなくなっています。木造でも古いものは残り、新しいものの方が建て替えられています。鉄筋コンクリート造りは、劣化が目立ちますよね。平均寿命は30年あまりと聞いたことがあります。
外国の石造りやレンガ造りは、長持ちしています。全てではないでしょうが。
この連載は、読者に興味を持ってもらえたようです。皆さんには、昔話なのでしょうね。例えば40年前のことだと、私が20歳、昭和50年(1975年)に引き直すと、昭和10年(1035年)のことになります。戦前で、古い昔のことです。
「利用した食堂や本屋についても書いてください」との要望もいただきました。しばらく考えますわ。