カテゴリーアーカイブ:人生の達人

明るい課長講座上級編。回答

2015年4月29日   岡本全勝

先日の「困った、あなたならどうする」に、何人かの人から回答案が寄せられました。紹介します。少し加筆してあります。それぞれ場面1についてです。
(Fさんの回答。模範的回答+聖人君子です)
Cくんの立場はつらいのですが「えーと、なんでしたっけ?」と聞き返し、「あれだよ」ともう一度言われてから「あ、あれですか。すみません、やってませんでした」と答えます。部屋から出てきてから、B課長に「すみません、手を付けてから報告するつもりだったんですわー」と言うのです。わだかまりは残らざるを得ませんが、CがB課長に気をつかっている、ということだけは明らかになります。あとは、時間が解決(誰かが異動する)してくれるのを待つしかありますまい。
Bさんは簡単で、はらわたを煮えくりかえさず、その場では「なんでしたっけ?」と言うのです。そして、部屋から出てきてからCに、「手数かけてすまんけど、Aさんにつきあったって」と頭を下げるんです。
(Yさんの回答。普通の人+穏当でない回答)
私がCくんだったら、きょとんとし続けます。で、AがBを飛ばした時点で、CはBを見限ったはずなので、Bを異動させるようAに工作します。ダメなら、Cが自ら異動をAに希望します。
Aさんだったら、速やかにBさんとの飲み会を設定し、窮鼠にしない。
Bなら、Cを虐殺します。(まじめに読んではいけません)

接待の手土産

2015年4月28日   岡本全勝

23日の日経新聞に、「接待の手土産セレクション2015」が載っていました。どうやら、取引先の接待の後にお渡しする手土産のリストです。上司が持っていく品物を、秘書が選ぶ際の候補のようです。たしかに、これは難しいですよね。日本の接待は、夜の料亭やレストランで行われます。休日のゴルフ場もあるようです。そこで、お持ち帰りいただくとすると、接待相手とともに、ご家族が喜ばれるもの、そしてかさばらないけどそれなりの金額のものである必要があります。
秘書が困るのは、自分はその相手を知らない、どの程度の金額がよいかわからない・・・からです。料亭やレストラン、ホテルなら、その店がつくっているお菓子などが定番でしょうが。この宣伝は、よいところを、ついていますね。品物を選んだ理由に、「日経新聞に載っていますから」と言えます。接待に使う店も、紹介してくれるようです。「明るい秘書講座」裏技編ですね。
国家公務員は、1990年代の官官接待や不祥事以来、接待を受けることは禁止されています(国家公務員倫理法)。よって、この悩みはありません。厳密に言うと、接待することは禁止されていないようなので、持っていく手土産を悩むことは可能ですが(苦笑)。誰も、していないでしょうね。

東宮へのご進講

2015年4月27日   岡本全勝

今日27日は、東宮御所で、皇太子殿下・妃殿下に、ご進講する機会をいただきました。両殿下には、これまでもたびたび被災地の視察や慰問にお出かけいただき、被災者を励ましていただいています。そのお礼も、申し上げました。この4年間に何ができたか、このあと何が残っているか、いま何が課題かを、お話ししました。資料は、何度か打ち合わせて、職員が、現場の状況がわかる写真付きの、わかりやすいものを用意してくれました。
両殿下とも、ご関心が深く、またよくご存じで、何度か「これは○○ですね」と、ご指摘をいただきました。発災直後の対応についても話が及び、当時の私の仕事や判断なども、ご説明しました。
帰ってきたら、職員曰く「殿下の前でも、関西弁でしゃべったのですか?」。う~ん、本人は少々緊張していましたが、たぶん日常使っている言葉で、しゃべったのでしょうね(苦笑)。

春爛漫、でも忙しい

2015年4月26日   岡本全勝

昨日の土曜日と今日の日曜日と、日本列島は天気のよいところが多かったようです。春を楽しみに、お出かけになった方も、多いのではないでしょうか。肝冷斎も、ぶつぶつ言いながらも、野球観戦をはしごしているようです。
私は、例によって仕事と書類が片付かず、せっせとお仕事。いくつも引き受けた講演も迫ってきて、レジュメや資料作りを急がなければなりません。テーマを広げると、いろいろと考えたり、資料を集める必要があります。それはそれで、考えを整理するよい機会なのですが。
今朝、ある大学の先生に電子メールで質問したら、すぐに返事が返ってきました。私のことを棚に上げて、「日曜朝も、家族サービスせずに、パソコンの前におられるのですか?」と返信したら、「家族からは冷たい視線をあびております…」とのこと(苦笑と同情)。
事務次官になっても、新年度にそして発災から5年目になっても、忙しさは相変わらずです。秘書や部下職員に「私が忙しいのは、君たちが悪いからだ」と言うと、返事がなく、顔に「次官が自分で、忙しくしているのでしょ」と書いてあります。その通りです。
でも、復興大臣は、今日日曜日から1泊2日で、岩手県被災地視察です。大臣は火曜と金曜日に閣議があり、他の日も国会の委員会での答弁、衆議院議員として本会議への出席があり、国会開会中はどうしても視察が週末になるのです。復興庁は、そのような役所なのです。

明るい課長講座上級編。困った、あなたならどうする

2015年4月24日   岡本全勝

昨日に続いて、明るい課長講座です。ある人から「全勝さんなら、どうしますか」と質問されて、よい回答が浮かばなかった事例です。かなり上級編です。市販の「職場もの」の本には、出ていないでしょうね(苦笑)。
(場面1)
登場人物は、Aさん(上司、例えば局長)、B(その部下、例えば課長)、C(Bの部下、例えば課長補佐)。3人が、職場(Aさんの部屋)で、仕事の打ち合わせをしています。Aさんが、聞きます。「Cくん、あの件はこうなっていたけど、その後どうなったかな?」。あるいは、「Bさん、あの件はどうなっていたかな?」と。
実はその件は、C君が、直接の上司であるBさんには内緒で、Aさんと進めていた案件です。あるいは、Aさんが、部下であるBを飛ばして、C君と話を進めていた場合もあります。それほど、微妙な案件です。Aさんはそれを失念して、Bさんの前で、話題にしてしまったのです。
Bさんは、訳がわからず、きょとんします。しかし、いきさつがわかって、腸(はらわた)が煮えくりかえります。「Cのやつ、俺に内緒で、Aさんと仕事を進めやがって」。他方で、C君は、凍り付きます。「Aさん、それはないでしょ。Bさんには内緒と、言ったじゃないですか」。
さて、ここからが「課長講座」です。
問1、あなたがBさんだったら、どうしますか。
問2、あなたがCくんだったら、どうしますか。
Cくんの場合は、素知らぬ顔をして、Aさんの問に答える。そして、その場を離れてから、Bさんに「すみません、Aさんに言われて、作業をしていました」と言うのでしょうか。「いや~、Aさんが、Bさんに伝えていたと思っていました」と、白々しい嘘をつくことも可能ですが、そんな嘘は、Bさんはすぐに見破るでしょう。
Bさんの場合は、より難しいです。あなたがBさんだったら、怒りに震えています。しかし、Aさんに向かって「わたしは、その話を聞いていません」と言うことが正しいかどうか。言われたAさんは、ばつが悪いですわね。AさんとCくんと、2人を敵に回します。かといって、黙っていたら、この後、あなたは、AさんもC君も信用できなくなります。

(場面2)
よく似た場面として、飲み会の翌朝があります。前の晩にAさんとC君さらには他の人が一緒に飲みに行って、あなた(Bさん)だけが呼ばれなかった場合です。それが翌朝の会話で、わかったのです。事前にお誘いがあったけど、あなたは、別件があって断ったなら、問題がありません。しかし、あなただけ、どうやらお誘いがなかったような場合です。
AさんとCくんだけなら秘密は守れるのでしょうが、参加者が多くなるとこんなことも起きます。無邪気に「ゆうべはよかったね・・」と、Bさんの前で話してしまうのです。それを知ったあなたは、どのような行動をとるべきか。知らなかったら、良かったのにね。
教訓=飲み会は、誰を誘うかより、誰を呼ばないかを決めることが難しい
この設問は、職場での人間関係編であり、トラブル対応編です。