投稿者アーカイブ:岡本全勝

連載「公共を創る」執筆状況

2020年9月14日   岡本全勝

連載「公共を創る 新たな行政の役割」、定例の執筆状況報告です。
前回書いたように、第3章1(2)その2を、編集長に提出したのが7月31日。それを紙面の形にしてもらい、10月16日分までできたので、一安心。ところが、この油断と、夏の暑さもあり、気がついたら8月下旬でした。

右筆に「執筆が進まないので、もう少し待ってくれ」と連絡したら、「それはスランプですよ。おしりに火がついたら、進むのでは」とのご託宣。その通りです。
「なんで、こんなことをしているのだろう」と自問しつつ、とはいえ、締めきりは待ってくれないので。
それから毎日、時間を見つけては、ああでもない、こうでもないと、書いては消すを繰り返しました。土日には早起きして集中して、ほぼ仕上げました。特に土曜日は雨で気温も低く、はかどりました。ただし、(2)その3を完成できないので、まずは「その3の1」を部分完成させました。
もう一度じっくり読み直し、右筆さんたちに手を入れてもらいます。

とはいえ、土日に執筆を頑張ると、疲れます。

北村 亘教授、日本の行政はスリムすぎる

2020年9月13日   岡本全勝

中央公論』10月号は、特集「コロナで見えた公務員「少国」ニッポン」です。よい視点ですね。
そこに、北村 亘・大阪大学教授「日本の行政はスリムすぎる コロナ禍が炙り出す宿痾、意識調査に見る府省間格差」が載っています。10ページの小論ですが、重要な視点からの、深い内容が書かれています。お勧めです。多くの公務員が、納得すると思います。

取り上げられている論点を、いくつか紹介します。
・先進各国に比べ日本は公務員数が少ないことは、既に指摘されていますが。これが災害対応やパンデミック、さらには官邸から指示される新規施策の設計実施に職員が足らなくなっていること。危機時だけでなく、平時においても、職員数不足が露呈しました。
私も、常々問題に思っています。職員数不足は、民間委託で切り抜けています。しかし、新しいことを考える時間がないのです。例えば、公共事業などを民間委託するのは納得できますが、近年では企画立案や国民からの申請交付といった業務まで、設計と実施が企業に委託されています。官庁と自治体に人的余力がなく、他方でノウハウもなくなっています。
・省庁別に予算と定員、幹部職員比率が、二次元のグラフで図示されています。これは面白いです。
・予算額と職員数を比較して、官庁を3つに分類しています。
これまで私たちは、制度官庁・実施官庁と区別していましたが、ここでは、政策助言官庁・移転官庁・政策実施官庁の3区分です。これは納得です。制度官庁・実施官庁の区分は、発展途上社会・昭和までの官僚主導国家での区分でしょう。
官庁がこれからどのように生き延びていくか。この「性格区分」が使えそうです。
・2019年に先生たちが実施した「官僚意識調査」の結果が利用されています。この分析も興味深く、納得します。官僚の皆さんには、ぜひ読んでもらいたいです。

官庁や自治体の構造的問題を、コロナ危機対応という事案から指摘する。久しぶりに、実のある官僚論を読みました。
先生が、この論点をさらに掘り下げられて、論文や書物にされることを期待しています。
ところで、私の連載「公共を創る」も紹介されています。ありがとうございます。

書斎の燻蒸

2020年9月13日   岡本全勝

先日、書斎の燻蒸をしました。次々と本を買い込み、本棚はとっくの昔に満杯です。その後、床に積み上げ、だんだん狭くなって、パソコンの前に行き着く、けもの道だけの状態です。
部屋に入ると、古本屋の匂いがします。たぶん、ダニなどが、古本の間で繁殖しているのでしょうね。

で、薬局に、アースレッドを買いに行きました。薬剤の入った缶を水につけると、煙が出て、虫が死ぬというあれです。夜寝る前に仕掛けて、翌朝に窓を開けて換気しました。たぶん、効果があったと思うのですが。
寝室の壁沿いにも、本を積み上げてあるのですが、ここで薬剤を焚くのは、躊躇します。
ホームページに書くような内容ではないのですが、私の覚書として載せておきます。後で「いつだったっけ」と探すときに、手帳に記録するより、探しやすいのです。

コロナウイルス、半年でわかったこと

2020年9月12日   岡本全勝

コロナウイルスの感染が収まりません。
私は毎朝、NHKのウエッブサイトで、感染者数の棒グラフを確認しています。このグラフがわかりやすいです。第二波が少し収まりつつあるのかなと思ったら、そうは簡単ではないようです。

また、この半年間でわかったことを、整理しています。これも、私たちの知りたいことをまとめています。
致死率、重症化」では、当初考えられたほどは危険でないようです。季節性インフルエンザより「弱い」という説もあります。もっとも、治療薬と予防薬がまだ開発されていないので、そこがインフルエンザとの違いです。

ツバでうつるのが多いようです。普通の生活をしていると、うつらないようです。しかし、自覚症状なしの感染者も多いようで、これは困りますね。

複写機で苦境が突破できる?

2020年9月12日   岡本全勝

地下鉄の車内広告を見て、疑問に思ったので、インターネットで見てみました。富士ゼロックスの新商品の宣伝動画です。
ピンチを迎えた経営者たち(そう発言しています)に向かって、上司(?)がビジネス戦術を見直し、前進するという話です。地下鉄内広告よりインターネットの方が、長いようです。

疑問その1は、登場人物が、上司を含めほとんど白人であることです。日本人らしき人と黒人もでてきますが。そして、見るからに外国人らしい人が、日本語を話します。
これは、この会社の宣伝だけでなく、他の会社の宣伝にも目立ちます。なぜ、日本人ではないのでしょうね。あるいは、アジアの人たちではないのでしょうね。

疑問その2は、「ビジネス戦術を見直して立ち向かおう」と主人公は発言します。そして、新しい複写機を入れ、ピンチなった業務がよくなるぞとハッパをかけます。それを聞いて、経営者たちが、光に向かって駆けだしていきます。
私も複写機にはお世話になっています。しかし、経営者たちが悩むような事業の苦境が、複写機を変えただけで乗り越えられるとは思いません。
富士ゼロックスの幹部は、このような話を信じているのでしょうか。宣伝だからこんなものだと、思えばよいのでしょうか。