投稿者アーカイブ:岡本全勝

晩秋の3連休

2020年11月22日   岡本全勝

この3連休、皆さんはどのように過ごしておられますか。東京は、よい天気が続いています。しかし、新型コロナウィルス感染拡大で、遠出もままなりませんね。困ったことです。
肝冷斎は、どこに出かけたか。ホームページを見ましたが、10月上旬以来更新されていません。どうやら、パソコンの調子が悪いようです。

私は、キョーコさんのお供をして少しの外出と散歩。それを除いて、連載原稿と格闘しています。11月初旬に書き上げた原稿が、誌面では3回分にしかならず、12月10日で底を突きます。困ったことです。一気に書き上げることはできず、いつものことながら少しずつの前進です。

少しずつ書いたのも、積もると結構な量になります。なんと、連載は60回を超えました。1年半です。よく続いたものです。
もっと早く完結する予定だったのですが、書いていくうちに、どんどん広がって。知人からは、「いつになったら終わるんや」と批判されています。「こうなったら長編小説や」と反論しています。

現在書いている部分で、第3章1(2)「成熟社会の生き方は」が終わります。すると、第3章2「社会の課題の変化」に入ります。ここは、これまでに書いてきた「社会の課題」をまとめることですから、そんなにかからないと思います(安易な予測)。

ある思想家とその時代、以前、以後

2020年11月22日   岡本全勝

権左武志著『ヘーゲルとその時代』(2013年、岩波新書)の冒頭に、おおよそ次のような記述があります。

思想や哲学を理解するには、思想家が生きた時代に着目し、歴史的文脈から思想のなり立ちを理解すべきである。思想は、生々しい生活体験から産み出されるものだ。思想家がどんな時代に生き、どんな時代の課題取り組んだのかを理解する必要がある。
そして、その思考の創造過程は、無からの創造を意味するわけではない。むしろ、過去の思想を新たな視点から読み替えていく再創造の形を取るのが通例である。
さらに高度な思想は、後の時代に継承されて、特定の時代や国を超えた普遍的影響を及ぼすことができる。

そして、「ヘーゲル哲学を理解するためには、その時代だけでなく、過去の何を変えたか、次代にどのような影響を与えたかを見るべきだ」と主張します。
納得です。哲学や政治学、社会学の名著といわれるものを読んでも、ここで主張されているように、過去の何を変えたか、何と戦ったか、後世に何を伝えたかがわからないと、意味と意義が理解できません。いままで、何度も名著といわれるものの時代背景や前後を理解せずに読んで、苦労したことがあります。

その書を深く掘り下げても、その書や人の意義はわかりません。その書や人が世界にそして後世にどのような影響を与えたかによって、意義がわかります。この項続く。

成子富士へ登山

2020年11月21日   岡本全勝

先日、富士に登ってきました。といっても、本物の富士山でなく、富士塚です。西新宿の成子天神の境内にあります。
新聞で紹介されていたので、新宿の用務のついでに寄ってきました。毎日のように、その前を通っています。もっとも地下鉄丸ノ内線なので、地上の様子はわからないのですが。また、休日には良く新宿まで散歩したので、その際には前を通っていました。
天神さんがあることは知っていましたが、その裏に富士塚があることは知りませんでした。

高さ12メートル。結構急な山です。富士山から運んだという溶岩を積み上げ固めてあります。大正年間に作られたということですから、築100年ですかね。
できた当時は、西の方に本物の富士山が見えたのでしょう。今は、隣にマンションが建って、何も見えません。

文科省の仕事がなくなる?

2020年11月21日   岡本全勝

今月の日経新聞私の履歴書は、小宮山宏・元東大総長です。11月21日の「難渋した改革」から。
・・・事務方が何かにつけて文部科学省にお伺いにいく慣習も解消されない。当時、東大本部には送迎車が4台あった。総長用、副学長共用、予備、そして事務部長用は文科省に行くためだという。事務方に「私に断りなく文科省へ行った者はクビにする」と宣言、この専用車を廃止した。

国から配布される運営費交付金にも「ミシン目」が入っているという。一見すると大学の裁量で自由に使えそうだが、実は使途がすでに決まっているとの例えだ。文科省の官僚に抗議すると「総長、ミシン目をなくすと、われわれの仕事がなくなります」と、にべもない・・・

地方分権改革(三位一体の改革)の際に、義務教育費国庫負担金を廃止し、地方一般財源にする議論が、文科省の抵抗で実現しませんでした。同様の理由でしょう。

連載「公共を創る」第63回

2020年11月20日   岡本全勝

連載「公共を創る 新たな行政の役割」の第63回「日本は大転換期―平成で大きく変わった夫婦の関係」が、発行されました。
成熟社会での生き方を模索している日本。私生活の問題のうち、今回は夫婦の関係の変化について取り上げました。
共働きが増え、国民の意識も男女平等、女性が外で働くことを良しとするようになりました。しかし、連れ合いのことを「旦那」「主人」「家内」と呼ぶ習慣は変わらず、「夫唱婦随」「女々しい」といった言葉も残っています。
私を含め昭和の人間は、この意識のコペルニクス的転換の時代に生きています。

この変化に追いついていない代表が、労働慣行です。夫が働き妻は家を守る。女性は就職しても、結婚したら退職する。学生アルバイトや女性従業員は補助的と考えられ、給料は低かったのです。その格差は現在も残り、非正規労働者は給料も低く、昇進の機会も少ないのです。
社会も行政も、これらの問題への対応に取り組んでいますが、まだ十分ではありません。