投稿者アーカイブ:岡本全勝

都心のカラス、25年で8割減

2026年8月26日   岡本全勝

8月8日の日経新聞に「都心のカラス、25年で8割減 野鳥の生態系にも変化」が載っていました。
・・・かつて社会問題化するほどいた東京都心部のカラスがこの25年で8割以上減り、スズメの存在感が増している。全国では急減している野鳥も少なくなく、生態系が変わってきた・・・

民間の研究会が都心3か所で実施した調査では、カラスの数は一番多かった2000年に比べ、2025年では84%減ったとのこと。東京都による40か所での定点調査でも8割減です。理由は、生ゴミの管理が徹底され、食べ物が減ったことだそうです。

確かに、我が家の周りでも、減ったと思います。しかし、まだ残党がいて、電柱の上で鳴いています。餌になる生ゴミがあるということですね。

豊かになるために働くと

2026年8月25日   岡本全勝

「メキシコ人漁師の物語」を教えてもらいました。ネット上で流通していて、いくつもの変型があるようです。例えば「メキシコ人漁師とアメリカ人エリートにみる「ビジネス幸福度」」(2022年08月24日、三菱電機)。
この話には、原作があるようです。ドイツのノーベル賞作家ハインリヒ・ベル Heinrich Böll (1917-1985)の「働く気が失せるような話」です。邦訳がないようですが、ウェブで訳してくださったのが載っています。それぞれの文章をお読みください。

ごくごく短くすると、次のようでしょうか。
事業で成功したらしい旅行客が、港で漁師と会話します。漁師は今日の分の魚は獲ったので、のんびりと休んでいます。
旅行客は「もっと漁に出ないのかい。すると豊かになるよ」と、事業を拡大し、豊かになる話をします。
ところが、漁師は関心を示しません。「そうすればどうなるんだい?」と問い返します。
旅行客は「そうすれば、ここできれいな海を眺めながら、太陽を浴びて昼寝ができるますよ」と答えます。
すると、漁師は「もうやってるさ」と言います。

良くできた話です。「人工知能で浮いた時間は仕事に」

不機嫌ハラスメント

2026年8月25日   岡本全勝

8月8日の朝日新聞オピニオン欄は「もしかして不機嫌?」でした。
・・・度を過ぎれば、ハラスメントにもなる不機嫌。当たり散らすのはもちろん、だんまりを決め込まれても周囲は閉口します。職場や家庭、学校に不機嫌な人はいますか。あなた自身は?・・・

津野香奈美・神奈川県立保健福祉大学大学院教授の発言から。
・・・「フキハラ」と略される「不機嫌ハラスメント」は、不機嫌な態度をとることで相手に不快な思いをさせたり、過剰に気を使わせたりすることを指します。相手に精神的苦痛を与えるモラルハラスメントの一種で、パワハラ未満の「インシビリティ=無礼な態度」に含まれます。無視する、にらみつける、嫌そうな顔をすることは代表的な行動とされています。

 回数や頻度などによって深刻度は様々です。日本のハラスメントに関する法律は、職場で起こることを想定しています。パワハラの3要件(〈1〉優越的な関係を背景とした言動で〈2〉必要かつ相当な範囲を超えたものにより〈3〉就業環境が害されるもの)を全て満たすのであれば、法的にハラスメントと認定されます。たとえば、力のある人が特定の相手を数カ月無視し続けて、業務遂行に著しい支障がおきた、などです。
2020年に改正労働施策総合推進法(パワハラ防止法)が施行され、22年には中小企業にも対策が義務づけられました。あからさまなパワハラは減り、フキハラ関連の相談件数が増えています。ただ企業はパワハラ認定できないからと放置すると、当事者のネガティブな言動は止まりません。それでは職場の生産性が落ちるので、積極的に注意することが必要です。

フキハラは日本独自の言葉で、5年ほど前から話題になっています。名前が付くことは重要です。困っているのは自分だけではないのだと問題が可視化され、悪気なくやっている側も気づくきっかけとなります。
ただ、不機嫌そう、怖そうというのは、その人の顔つきにも関係するので問題視するのは注意が必要です。あくまで注意すべきは舌打ちやため息といった能動的な行動です。

家庭内のフキハラは、職場のものとは仕組みも法律も異なります。不機嫌なだけでDVと認められる可能性は低く、基本的には家族間のコミュニケーションで解決するものという考えが主流です。それでも、安心できる場として家庭が機能しないのは本末転倒です。相手に愚痴を言ってもいいけれど、不機嫌をぶつけるのは避けるべきです・・・

連載「公共を創る」を本にすると

2026年8月24日   岡本全勝

連載「公共を創る」は毎回4ページです。1ページ目は22字×20行×3段=1,320字。2~4ページ目は22字×28行×3段×3ページ=5,544字。合計6,864字。400字詰め原稿用紙で17枚です。毎回きちんと4ページが埋まるわけではないので、この文字数より少ないです。

岩波新書は、1ページが630字だそうです。400字詰め原稿用紙で1枚半程度なのですね。単純に換算すると、連載の1回分が新書の10ページになります。連載は月に3回で、新書だと30ページ。1年だと360ページになります。
また岩波新書は、1冊が原則224ページだそうです。連載「公共を創る」だと、22回分で1冊になります。連載は現在、260回を超しています。新書に換算すると、10冊を超えます。へえ~。

こうしてみると、とんでもない分量ですね。
原稿用紙17枚は、万年筆の手書きだったら、とても書き続けることはできないでしょう。ワープロのおかげです。その時々は、分量は意識せず書いていたのですが、7年も書き続けると、こんなに溜まってしまいます。「公共を創る」という主題なのですが、様々な内容に言及したので、こんなことになったのでしょう。
「粗製濫造」ではないのですが。手書きなら(万年筆を持つ手が疲れることもあり)、じっくり考え文字数を少なくするでしょうが、ワープロだと、頭の赴くままに書いてしまいます。もちろん読み返して、論旨に関係ない文章は削除し、それぞれの文章もできるだけ簡潔になるようそぎ落とします。この項続く。

旅行しなくなった日本人

2026年8月24日   岡本全勝

8月7日の日経新聞経済教室に、山口誠・独協大学教授の「旅行しなくなった日本人、観光の社会的価値を再考せよ」が載っていました。「世界で類を見ない観光離れが日本で進行」とのことです。

2025年のパスポート保有率は、日本が18.6%。イギリス60%、アメリカ50%、韓国42%だそうです。大きな開きがあります。
円安や日本が貧しくなったことなどが理由として挙げられることもありますが、かつてはもっと円安の時代もあり、貧しかったのですが、多くの若者が海外旅行を目指しました。どうも、消極的な国民になったようです。