先日、タクシーに忘れた傘が、今日戻ってきました。その日は降りてすぐ気がついたのですが、タクシーは走り去り・・。会社(組合のマーク)を覚えていたので、インターネットで、組合の忘れ物受付にお願いしておきました。すると、問い合わせが来て、「何時頃、どこで乗ってどこで降りたか、どんな傘だったとか」と聞かれました。数日後に、「見つかりました」と連絡がありました。そして、今日、職場まで届けてくださいました。ありがとうございました。でんでん虫の個人タクシーは、良いタクシーです。
ロンドンで買ってきた、お気に入りの細身の傘だったので。なぜ高い傘は、すぐなくなるのでしょうかね。500円傘は全然なくさないのに、海外で買ってきた傘はすぐなくします。これで?本目です。タクシーに乗ったときは、ドア側に置くようにしているのですが、その日は・・。
投稿者アーカイブ:岡本全勝
333,333番
職員から「課長、そろそろ333333ですね」との催促がありました。「330033はだめですか」というのも。さらには「また賞品は本ですか。もう持っているので、何か別のを下さい」という主張も。(10月13日)
333,333は、仙台の武田さんでした

小さく産んで大きく育てる?
15日の朝日新聞に、国土交通省の公共事業(2002年度までの10年間に完了した416事業)のうち25%の事業が、事業費が当初計画の1.5倍以上に膨らんでいたことが取り上げられていました。5倍や6倍にもなった事業もあります。
私が県で予算を担当していたときも、ダム事業の計画変更には疑問を持っていました。地方団体は、大きな契約は一件ごとに議会の承認が要ります。変更する時もです。ダム事業は、何度も増額の変更契約を議会にかけることがあるのです。
理由を聞くと、「思っていたより地盤が悪かった」とか、それなりの理屈はあります。ダムは山の中に造られるので、用地費の値上がりは大きな要素ではありません。記憶が正確ではありませんが、国庫補助の県事業ではどれも概ね3倍、国直轄事業(県が負担金を払う)は4倍になるのが通常でした。
で、私の担当者に対する意見は、「あんた、自分の家を建てるときに、途中で大工さんから『工事費が倍になりました』と言われて、黙って払うか」です。「そんなの払いませんわ」が、返事でした。
記者さんの解説によると、「最初は安く見積もるんですよ。予算が付きやすいように。水の需要予測だって、水増ししてるんではないですか」
「いったん工事を始めたら、中止するわけにはいきませんものね。それに、工事会社もうれしいんです。会社が交代させられることもないですから」
「こういうのを、小さく産んで大きく育てると言うんですかね(笑い)。そして、ツケは国民に回るんです(怒り)」
「また、一カ所を早く仕上げて、次の事業に取りかかることもしません。なるべく多くの箇所で工事をして、それぞれは細く長く続けるのです。これはダムだけじゃありませんよ。まあ、全国的失業対策事業ですわ」とも。
17日の日経新聞「まなび再考」では、耳塚寛明お茶の水女子大教授が「負担増えても私立、薄れる公立学校の意義」を書いておられました。「文部科学省の調査によれば、私立中学に進んだ場合の学習費総額は、3年間で約370万円。公立だと塾に通う費用を含め3分の1ですむ」「それにしても、税を公平に負担した上で、これだけの教育費投資を決断させる公立学校教育とは何なのだろう」
ご指摘のとおりです。前にも書きましたが、東京では、ちょっとした親なら、子供を公立中学や高校に行かせないとのことです。この金額って、サラリーマンには重い金額ですよね。でも、文科省の一番のテーマは、その公立小中学校の教員給与を、国が半分持つかどうかのようです。何かまちがっていると思いませんか。(10月17日)
補助金廃止について、各省からの回答が0だったことに関して。
今日、国会内での、官僚の抵抗を嘆くある国会議員さんとの会話
議員:岡本さん、官僚ってなんだい?
全:はあ・・?
議:官僚の雇い主は大臣、大臣の雇い主は総理だろ。総理が補助金廃止について、地方の意見を聞くようにと指示しているのにかかわらず、どうして、職員が雇い主に反抗するんだ。
全:はあ。総理を上司と思っていないんじゃないですか。
議:あんたたちは、明治憲法を習ってきたのか。あの時代は、官僚は陛下の部下で、議会からは超越していたけどね。昭和憲法では主権は国民。その国民が選んだ代表が国会議員。その国会議員が選んだのが総理大臣。官僚って、その使用人じゃないか。
全:おっしゃるとおり。議員よりも、いいえ総理より、自分の方がえらいと思っている官僚も多いんじゃないですか。仕事熱心なことは良いんですが。決定権は、総理がお持ちです。
議:今まで、政治家が責任を持たずに、官僚に任せてきたのが悪かったんだけどね。
お詫び・HPの復旧状況
これまでにほぼ修復が終わったページは、「0 日記」「1 著作等」「3 日本の行政」「4 その他のページ」です。終わっていないのが「2 地方財政」「5 下宿人のページ」です。
改革の敵は官僚?
郵政民営化法が成立し、各紙は次の政治課題を並べています。ポスト小泉競争と関連させてです。例えば15日の朝日新聞は、森川愛彦記者が「郵政民営化法成立後の小泉構造改革マップ」という図表付きで解説していました。そこではテーマと担当政治家と予定が一覧表になっていて、わかりやすいです。
そこに書かれているテーマは、政府系金融機関改革、公務員削減、三位一体、医療費、外交、憲法です。この内、前3者が官僚との戦いになる、そして政治家の力量が問われるという見方です。
なぜ官僚が日本政治の「敵」になるか。それは次のような理由です。
簡単に言えば、日本社会と経済が右肩上がりの時代を終え、右肩下がりの時代に入ったからです。官僚は各省ごとに、それぞれの行政分野について充実拡大することを仕事にしてきました。「大蔵省主計局の担当主計官-各省(各局)-族議員-業界」という系列になります。それぞれが予算額の増額(どれだけ大蔵省からお金を取ってくるか)を競い、それを増える税収のなかで調整すればよかったのです。それは業界が喜ぶだけでなく、官僚にとっても予算の増額、公務員数の増員、天下りポストの確保だったのです。この構図は、この10年税収が増えなくなっても続き、足らない分は国債にツケを回しています。
右肩下がりの時代になって、この構図は成り立たなくなります。予算や人員を削減する時代になると、先ほどの系列は不要どころか、抵抗勢力になるのです。担当ごとの主計官制度では大幅な削減はできません、一律シーリング方式では分野別大幅削減はできません。
官僚制について言えば、国家官僚がいなくて、各省官僚しかいないことに問題の原因があります。内閣の方針を企画し実行する事務方である国家官僚がいない、日本全体を考える国家官僚がいなくて、各省の利益を考える各省官僚しかいない現在の官僚制(行政の構造的課題)です。
政治の世界に目を広げると、郵政民営化がシンボルでした。「改革派-小泉内閣」vs「族議員-業界」の戦いであって、与党vs野党の戦いではありませんでした。新聞でも野党の存在はほとんどありません。先の総選挙では逆に、野党の方が労働団体という業界の利益代表であるという解説もされました。
これからの構造改革は、既得権-業界-族議員-各省官僚との戦いになるのでしょう。政治の世界では首相のリーダーシップが確立されつつあり、与党では全員一致でなく多数決で決めて、党議拘束をかける、反対派は除名するといった改革が進みつつあります。すると、次は内閣と官僚の関係、すなわち国家官僚をどう作るかが課題になるでしょう。これを改革しないと、内閣の行う改革は進みにくいでしょう。