投稿者アーカイブ:岡本全勝

走りながら考える

2007年1月2日   岡本全勝

課題に取り組む際、普通は、現状を把握し、問題点を整理し、対策を考え、優先順位をつけて進めるでしょう。そして、過去の経緯を勉強し、関連した情報を集め・・とです。私は、常々そうするように、特に全体像を把握するように心がけています。
ところが、これは理想像なのですよね。再チャレンジについても、職員の分担を決め、この流れを指示しました。しかし、現実はそれを許してくれません。急ぎの案件が飛び込んできて、その処理に追われるのです。すると、その作業を優先し、そこから関連施策を勉強することになります。走りながら考えるという状態になります。それはそれで、忙しい日々になるのですが、良く注意していないと、ランダムに発生する課題の処理に追われ、全体的戦略がおろそかになるのです。(2006年10月21日)

日経新聞私の履歴書は、1日から、江崎玲於奈さんです。ノーベル賞を取るために、してはいけない5か条が、紹介されています。
1 いままでの行きがかりに、とらわれてはいけない。しがらみという呪縛を解かない限り、思い切った創造性の発揮は望めない。
2 教えはいくら受けても良いが、大先生にのめり込んではいけない。権威の呪縛にはまる。
3 無用ながらくた情報に、惑わされてはいけない。20ワットで動作する頭脳の能力を考え、選択された必須の情報だけを処理すること。
4 自分の主張を貫くためには、戦うことを避けてはいけない。
5 子どものような好奇心と初々しい感性を、失ってはいけない。
また、私たちの知的能力は二つあり、ものごとを理解し判断する分別力は、20歳では零で、毎年増加し、70歳で100に達する。もう一つの、新しいアイデアを生み出す創造力は、逆に20歳で100、70歳で零になってしまう。その交点が45歳で、両者が触発されると大きな仕事ができる。

新しい仕事50

2007年1月2日   岡本全勝
朝日新聞1日の第3別刷りは、定年を迎える団塊世代の特集でした。地域、家庭、農業、新しい職場で活躍している先達を取り上げ紹介しています。朝日新聞はロストジェネレーション(24~35歳)も、大きく取り上げています。バブル崩壊後に就職期を迎え、長期不況の影響を一身に受けた世代です。4人に1人が非正社員であること。正社員になるかならないか、結婚するかしないかなどで、生涯の所得が5倍も違うことを示しています。また年金にも差がつくことや、税収と保険料にも大きな影響があることも示されています。
日経新聞は、「若者よ、職を抱け」を大きく書いていました。大卒者が3年以内に離職する割合が3割を超えていること、第2新卒が増えていること、また引きこもりからの脱出に自立支援センターが効果を発揮していることなどです。このように報道・解説してもらうと、政府が「団塊の世代の方もがんばりましょう」とか広報するより、ずっと効果があるでしょうね。

2007年

2007年1月1日   岡本全勝

あけまして、おめでとうございます。皆様、よいお年をお迎えのことと存じます。東京は、よい天気です。今年が、よい年でありますように。小生は今日で52歳。だんだん、誕生日がうれしくなくなってきます(笑い)。時間を大切に、がんばりましょう。

2006.12.31

2006年12月31日   岡本全勝

2006年も、今日で終わりです。皆さんにとって、今年はどのような年だったでしょうか。私には、次のような1年でした。
(本業)
総務省総務課長として、3回目の通常国会をこなし、7月には内閣府大臣官房審議官に異動しました。新しい仕事は、経済財政諮問会議の事務方です。そのほか、予算編成の基本方針や経済財政の中期展望(作成中)に、少し参画しました。10月からは、内閣官房内閣審議官として、再チャレンジ担当室長も兼務しました。最近は、この仕事が多くの比重を占めています。年末には、その成果として、再チャレンジ支援総合プランを決定することができました。それぞれ、みんなの助けがあってのことです。感謝しています。
職場が変わって、仕事の内容も仕方も変わりました。今度の仕事は地方財政部分はこれまでと重なりますが、それ以外は新しい勉強です。また、内閣府・内閣官房という組織で、仕事を進めていく上での関係者も、これまでと違います。とまどうこともありますが、人脈も広がりました。官邸に行く回数も増えました。
また、課長と審議官とでは、仕事の仕方が違います。部下に、いかに楽しく、円滑に、短時間・少ない労力で、良い結果を出してもらうかは、同じなんですが。引いたり、押したり、待ったり・・・。慣れてはいますが、日々いろんなことが起きますからね。
審議官へは昇任なので、めでたいことです。しかし、それだけ歳を取り、退職が近づいてきたということです。「昇任は、退職までの一里塚。めでたくもあり、めでたくもなし」(詠み人知らず)。
(副業)
今年も、一橋大学公共政策大学院で、夏学期の講義をしました。いくつかの講演会にも、呼んでいただきました。毎年連載していた「続・進む三位一体改革」が完結し、「地方財政の将来」(神野直彦編『三位一体改革と地方税財政-到達点と今後の課題』所収)も書きました。
もっとも、講演の回数は減り、原稿の分量も減っています。「三位一体改革」は、1冊の本にしようと思っていたのですが、これも完成せず。反省です。出力低下の原因は、仕事が地方財政を離れたこともありますが、問題関心を地方財政以外に広げすぎていることが大きいようです。少し範囲を限定して、集中する必要があります。
ところが来年も、ある大学で日本の行政と地方自治を、通年講義(毎週土曜日)する話が進行中です。そうなると、また時間がなくなります。
HPは、今年も書き続けることができました。昨年この時期、カウンターは38万人でした。今日は62万人ですから、延べ24万人の方が見てくださいました。月に2万人平均です。昨年までは、三位一体改革の実況中継がありましたが、今年はそのような盛り上がりもない中ですから、ありがたいことです。ただし、記事の内容がマンネリ化しつつあるので、これも少し考える必要があります。
(暮らし)
今年も病気せず、元気に仕事ができました。ただし、体力が落ちていることは実感します。かつてなら、「日付変更線までに帰るのは男じゃない」といって遅くまで飲んでいたのですが、それが「10時を越えると、新しいイニングに入らない」になり、最近は「いやー、家で飲むのが一番ですね」になりました。もう、明日で52歳ですから。
歳を取ると、時間が経つのが早いです。いろんなことに手を出すからでしょうね。読みたいと思って買った本も、たくさん書斎に積み上がっています。これからは、何を切り捨てるか、持ち時間を有効に使うことを考えなければならないようです。官僚として、少しでもよい日本をつくるために。
今年1年、お世話になりました。来年もがんばりましょう。皆さん、よいお年を。

2006.12.30

2006年12月30日   岡本全勝

(年末の世界旅行)
今日は、お正月の準備。近くのスーパーに行ったついでに、世界旅行をしてきました。食品の棚で、世界一周ができるのです。東回りで行ってみましょう。オーストラリアの肉とワイン。ハワイの果物、アラスカの魚、オレゴンのブルーベリー、カリフォルニアの果物とワイン、エクアドルの果物、チリの魚とワイン。大西洋を渡って、ヨーロッパ各国のチーズ、ワイン。ノルウェー、地中海の魚。オマーンのイカ。インドネシア、ベトナムのエビ。東南アジアの果物。ロシアの魚。うーん、すべては覚えきれませんでした。粗密はお許し下さい。
この事実は、新聞で読んで知っています。でも、目の前にある、ありふれた食べ物に出生地が書いてあるのを見ると、改めて感激します。「おお、こんな所から来ているのか」と。もちろん、その他の野菜などにも、日本各地の戸籍が書いてあって、これも楽しいです。お酒の棚にも、各地の地酒が並んでいて、これはまたさらに楽しいです。とっても、飲みきれませんね。ぐふふ。
(冬の自然)
庭の落ち葉を、掃除しました。拙宅の椿は、つぼみを膨らませています。今年花を咲かさなかった夏椿も、芽をたくさんつけています。プランターのチューリップは、芽を出しました。お隣のダイダイが、大きな黄色い実をたくさんつけ、緑の葉っぱに鮮やかです。お向かいのサザンカは、赤い花をつけています。小鳥もたくさん飛んできて。都会の冬ですが、自然は良いですね。
サザエさんちは、いつもご家族が家で過ごしていますが、当方は平日は職場、土日も副業などでつぶれると、なかなか家でゆっくりはできないのです。家にいても、原稿を書いたり、このHPを書いたりしていて、庭やご近所を楽しむということが少なくて。ここに住んで、もう1年が経つのですが。そんな楽しみは、もう少し先に取っておきましょう。