今日は、慶応大学法学部での授業の第1回目でした。出席者は約110人でした。居眠りする学生もほとんどいなくて(途中で少し眠そうな人もいましたね。笑い)、皆さん、熱心に聞いてくれました。まずは、順調な滑り出しです。
最初の授業なので、学生の反応を探りながらの講義です。食いついてくるか、反応がよいか。気を遣います。もっとも、学生の方もそうでしょう。「この講師はどんな人かな」「どのようなことをしゃべるのだろう」と、見ているのでしょうね。
私からすると、彼らは息子の世代であり、学生からすると、私は父親の世代なのです。なかなか、距離感がつかめません。2年前にも出講していたのですが、どのようにしゃべっていたか、思い出せなくて。しかも、今日は階段教室(大教室)で、これまたやりにくいです。次回からは、もう少しリラックスして聞いてもらえるようにしましょう。
今日も学生に、「新聞を読んでいるか」と聞きました。2年前に比べ、さらに減っています。ぽつぽつとしか、手が上がりません。うーん、困ったものです。テレビやインターネットのニュースとの違いを説明し、「新聞を読んでいないようでは、就職活動もうまくいかないよ」と注意しておきました。読み返してみたら、3年前の授業でも、同じことをしゃべっていますね(2007年4月14日)。
かつて講師控え室があった建物が工事中で、控え室が変わっていたり。いろいろ戸惑いながらの、第1日でした。
投稿者アーカイブ:岡本全勝
自治大同窓会
今日は、自治大学校卒業生の同窓会に呼ばれて、行ってきました。昭和63年に、私が教授だった時の、第2部課程の学生さんたちです。その当時、寮の階が一緒だった人たちが、「フロアー会」と称して集まっておられます。今日は、一人が銀座の展覧会に絵を出されたことをきっかけに、西は岡山から、愛知県、富山、関東近県の方が、7人ほど集まりました。当時、幹部候補生でしたから、ほとんどの方が退職しておられます。副市長になられた方も何人か。それぞれ出世しておられます。
22年も前のことですから、一部その後もおつき合いのあった方を除いて、名前と顔が一致しません。それでも、顔を見た時に、「ああ、この方もおられたな」と思い出し、話をする内に、だんだんと思い出します。ありがたいことです。
本間さんの自主授業
自治大学校、本間研究部長の自主講座、「マイケル・サンデルを読む」が終わったとのことです。「このような機会がなければ、読まなかったでしょう」という、学生さんの意見がありました。なるほどね、と思います。
それにしても、本間部長のバイタリティーと読書の範囲には、脱帽です。「孤独なボーリング」って、見ただけで手を引っ込めるぐらいの分厚さですよ。私も、社会関係資本の勉強に買いましたが、読まずに本棚に飾ってあります。忙しい本業と主婦と子育てとをこなして、その上にこれだけの本を読む。すごいね。
人類の繁栄、地球からの収奪
9月24日朝日新聞、連載「いきものがたり」は、人類の現代の繁栄が、いかに自然を「収奪」しているかを、数字で示していました。
2010年の人口は69億人、これは1970年の約2倍です。2050年には91億人になります。穀物需要は22億トンで、1970年の2倍です。人口がこの40年間で2倍になったのですから、当然です。食糧増産のために、灌漑耕地面積が、1970年の1億7千万ヘクタールから、2008年には3億ヘクタールになりました。取水量は、2010年で4,400立方キロで、20世紀初頭の8倍だそうです。湖や川から、水がなくなっています。
1965年のエネルギー消費は、原油換算で40億トン。2008年には110億トンです。50年間で、約3倍になっています。
消防大学校学友会報
消防大学校の同窓会誌「学友会報」2010年9月号に、拙稿「最高の教育訓練のために-学生の負担が増え学生が喜ぶ授業」が載りました。すでに消防大学校長はやめているので、載せるのはいかがなものかとも思いました。しかし、私が考える消防大学校の授業のあり方を書いておき、関係者の議論に供したいと考えました。
内容は、副題の通りです。座って一流の講師の話を聞くだけでなく、学生が自分たちで考え、話し、身体を動かす授業を重点にすること。卒業式で、学生たちが感激で涙を流す授業が、目標です。