投稿者アーカイブ:岡本全勝

有名になったら、人が注目してくれる

2010年12月9日   岡本全勝

有名人になった場合の、2つの身の処し方。
ある人の態度=私は有名になった→みんなが見てくれる→少々のことは大目に見てもらえる→威張っても大丈夫。
別の人の態度=私は有名になった→みんなが見てくれる→だから立ち居振る舞いに気をつけなければ→以前より慎重な行動を取る。
前者は、まだまだ本物の有名人ではないですね。
「稔るほど頭を垂れる稲穂かな」。昔の人は、うまく言ったものです。でも、格言は実行されないから、格言としてあるのですよね。
常時注目されている人の側で仕事をさせてもらい、実感しました。我が身を省みて、反省。

地方財政講義補足

2010年12月9日   岡本全勝

学生さんたちへ、授業の補足です。
8日の授業で、地方3公社を簡単に説明しました。9日の朝日新聞1面トップは、「地方公社借金7.6兆円。自治体負担の恐れ」でした。土地開発公社、住宅供給公社、道路公社の抱えている借金と経営の悪化、解散についての記事です。読みましたか。
ただし、公社や会社は借金をして事業を行い、収入でその借金を返済します。借金自体は、悪いことではありません。授業でも説明したように、判断基準は、毎年の経営がうまくいっているか(損益計算書、フロー)、仮に清算するとしたら負債が残るかどうか(貸借対照表、ストック)です。そして経営が悪化した場合、設立母体の自治体が債務保証や損失補償をしていると、自治体に負担が及びます。

外国人向けの就労対策

2010年12月8日   岡本全勝

独立行政法人の労働政策研究・研修機構が、地方自治体における外国人の定住・就労支援への取組に関する調査結果を取りまとめました。先月公表されていたそうです。
詳しくは報告書を読んでいただくとして、雇い止めや解雇が増え、帰国する外国人や失業者が増えています。生活や就労の支援が、必要となっています。
そのほか、市町村では、外国人にも利用しやすくするために、ホームページの翻訳、通訳の配置、ごみ分別案内、母子手帳の翻訳などを行っています。

2010.12.08

2010年12月8日   岡本全勝

今日は、慶応大学法学部で地方財政の講義。残っていた、地方交付税や地方財政の機能とその成果をお話しし、次に第8章に入って公営企業と第3セクターを説明しました。制度を説明しただけでは、わかりにくでしょうから、地下鉄やバス、上下水道など、具体事例でお話ししました。複式簿記も簡単に説明しました。いろんなサービスを提供していること、そして一般行政部門との違いを理解してもらえれば、成功です。
また、前々回に、国の予算と地方財政計画を講義しましたが、ちょうど今、税制や予算が決まりつつあります。その実況中継と解説をしました。新聞記事を、どう読むかです。

行政の失敗の検証・口蹄疫

2010年12月7日   岡本全勝

12月7日の日経新聞夕刊「ニュースのわけ」は、樫原弘志編集委員の「口蹄疫検証委、県・国を批判。感染防止へ備え不十分」でした。この春、宮崎県で口蹄疫が発生し、牛や豚が約29万頭犠牲になりました。それへの対応を調査していた農林水産省の口蹄疫対策検証委員会が、11月に出した報告書についてです。報告書では、お粗末な宮崎県の防疫の実態や、政府の判断ミスを厳しく批判したと、書かれています。詳しくは、記事と報告書を読んでください。
行政の失敗は批判されるべきですが、このような外部委員を入れた検証が行われるようになったことは、進歩だと思います。農林水産省では、かつて、BSE問題に関する調査検討委員会(2002年)
ありました。その報告書では、生産者優先・消費者保護軽視の行政、不透明な政策決定過程、危機意識の欠如と危機管理体制の欠落が、厳しく批判されました。
行政の失敗、それは間違ったことをした場合とともに、やるべきことをしなかった場合があります。しかし、後者は事件が起きないと、明らかになりません。行政の不作為による失敗です。これまでに指弾された大きなものとして、公害裁判(水俣病など)、エイズ薬害訴訟(非加熱血液製剤事件)、ハンセン病訴訟、1990年代の金融行政などがあります(拙稿「行政構造改革」2008年7月号)