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祝賀パレード

今日20日、東京銀座で、ロンドンオリンピック日本代表メダリストのパレードが行われました。「行かなければ」と思っていたのですが、忘れていたのと、仕事が忙しくて・・。土曜か日曜にやってくれれば良いのに。たぶん、いろいろな事情があったのでしょう。
新聞によると、50万人が詰めかけたそうです。新聞記事の写真をご覧ください。球場ではなく、あの広くない道路に50万人ですよ!球場でも、せいぜい5万人ですから。暑かったでしょうね。
(これだけの人数になると、輸送、誘導のほか、トイレ、急病人の手当、迷子のお知らせなど、裏方は大変な準備が必要になります。ちなみに、首都直下型地震の際の、想定される東京駅の帰宅難民が47万人です。)
オリンピック・メダリストのパレードは、今回が初めてだそうです(これもびっくり)。このようなイベントは、もっとやっても良いですよね。野球やサッカーなど、地元球団が優勝したら、みんなでお祝いしましょう、御堂筋でも、県庁前通りでも。
「政治は劇場だ」という説もあります。狭い劇場もありますが、広い劇場は盛り上がりますよね。

音楽会の続き

先日(17日)、「サントリーホールでフルートを吹き損ねた」と書きました。富山時代のフルートのお師匠さんから、次のようなお叱りが来ました。
「難しいところは笑顔で見守る。これが、魔笛の会のルールじゃないですか!次の機会は、是非吹いてください・・」
その通りでした。「吹けないところは、にこにこ笑いながら息を吸う」でした。反省。そこで、お師匠さんに「練習するので、私向けの楽譜を送ってください」と、お願いしました。

双葉郡町村との意見交換会

今日は、福島市で、双葉郡8町村と県と国との意見交換会でした。復興庁からは、「避難解除等区域復興再生計画」の作成の進め方、住民意向調査の進め方、「町外コミュニティ」の進め方などを、説明しました。環境省からは、除染した土壌や廃棄物の中間貯蔵施設の調査について説明しました。
8町村の中でも、帰還が可能ですでに帰還を始めている町村と、まだ当分の間は帰還できない地区がある町村、そのような地区がほとんどを占める町があります。それぞれの事情に応じて、今後の復興を進める必要があります。各町村は、役場が町村外に避難していて、また避難している住民の支援で手がいっぱいです。そして、これまでにない厳しい条件に置かれています。
そのため、今後の復興計画を作り実施するためには、国と県と各町村が一緒になって進める必要があります。国からは、復興庁が中心になって各省庁と福島復興局とでチームを作り、県と一緒に、各町村に出向いて行うことを提案し、同意をもらいました。
帰還する町村については、除染とインフラ復旧を進め、サービスの再開や雇用と産業の対策を進めます。帰還できるまで住民に対しては、生活環境の改善、住民意向調査、町外コミュニティの設置を検討します。
関係資料が、復興庁のホームページに載りました

久しぶりの音楽会

今日は放課後、音楽会へ。音楽会に行くのは、いつ以来でしょうか。大震災の際に、津波で楽器を流された中高生に、楽器を送る支援活動がありました。合計で1,600本もの楽器が送られたそうです。今日は、彼らの報告演奏会も兼ねていました。
プログラムの最後に、楽器を持ち込んだ客も、客席から一緒に演奏できるという、仕掛けがありました。ラデツキー行進曲です。案内にその趣旨が書いてあったので、フルートを持って行こうかと思案したのですが。最近ずっと触っていないし、ラデツキーを吹きこなせる自信はないし。忙しいうちに、忘れていました。
幕間に、練習がありました。客席のあちこちで、楽器を抱えた人が立ち上がり、指揮者に合わせて音を出しました。旦那さんに楽譜を持ってもらって、フルートを構える奥さんと思われる方とか。サキソフォン、トロンボーンなど。ものの見事に遅れる人や、どう見ても所々しか音を出していないような人も(失礼)。
惜しかったですね。これなら私も、一音だけでも吹けば、「サントリーホールで、吹いたことがあるのです」と自慢できたのに(笑い)。

民間軍事会社

気になって買ってあった、菅原出著『民間軍事会社の内幕』(2010年、ちくま文庫)を読みました。イラク戦争で、アメリカが民間の警備会社を雇っていたことは有名です。軍隊並みに武装し、警備や輸送などに従事しています。その実態から、「民間軍事会社」と呼ばれています。
その中には、軍隊並みの仕事をする会社、軍隊の補給や基地の炊事洗濯を請け負う会社、人質救出の交渉をする会社、危険地帯に行く人(取材記者)を実地訓練する会社など様々です。
戦闘地域やその周辺で活動するので、とても危険です。日本人社員(兵士)が、巻き込まれて死亡したこともありました。
アメリカ軍の経費や職員削減を受けて、「事業」を外注に出すことが広がったとのことです。確かに、基地の炊事や洗濯を外注に出すことは違和感がありませんが、武装して政府要人を警護することになると、ここまで外注ができるのかと、感心します。捕虜収容所で捕虜の通訳をすることも理解できますが、尋問をすることまで請け負うとなると・・。まあ、中世ヨーロッパでは、軍隊自体が傭兵で外注していたのですから、できないことはないですが。
一方、受託する会社は、軍のOBそれも特殊部隊の経験のある元兵士を雇っています。軍人の給料は安く、軍事会社の報酬は高いです。ここに、兵士=従業員の需給が成立します。
記者が取材地で反政府勢力にとらえられた場合を想定した訓練(もちろん有料)を、受けた経験が載っています。平和な日本にいると理解しがたいですが、危険地帯に行く記者や外交官などは、必須の教科でしょう。