日経新聞読書欄「今を読み解く」、2月14日は「国産ジェット、高い潜在力」でした。エンジンを主翼の上に付けた、常識を破った形で有名なホンダジェット。その開発リーダーである藤野道格さんについて。
・・・ジェットエンジンは最後はGEとの合弁になったが、基本設計はホンダが開発した。機体とエンジンの両方を開発する競合企業はない。ホンダの強みは、これも含めて、統合的な開発力である。欧米企業は技術者の役割分担が細かく、航空機全体から考える力が弱い。革新的な「自然層流翼」技術も、翼型と機体全体を別々に設計すると発想できなかったと藤野はいう。この強みは日本の自動車産業の強みとも共通している。
藤野は調整重視ではなく、自分が考え抜き強力にけん引する。航空機では、映画「風立ちぬ」のモデル、零戦の堀越二郎やボーイング747のジョー・サッターのような強力なリーダー「主任設計者」が不可欠である・・・
投稿者アーカイブ:岡本全勝
被災地企業の挑戦事例
被災地の事業者による新たな挑戦事例を取りまとめた冊子「私たちが創る ~産業復興創造 東北の経営者たち~」を公表しました。これで4冊目になります。成功事例や挑戦中の事例のほか、支援に携わってきた方の座談会、成功した要因分析が、参考になります。
発災から現在までの変化、航空写真
読売新聞がインターネットで、「震災5年、再生の歩み」として、「航空写真と360度動画で知る東日本大震災からの5年間と現在」を載せています。被災地の発災直後から現在までの変化を、航空写真で見ることができます。写真も、目標地点がわかるように工夫してあります。
わかりやすいです。ご覧ください。
第1回目の会議は、顔合わせ
「明るい公務員講座」第10回を読んだ方からの、反応です。被災地の公務員です。発災後、問題がいろいろとわかって、検討のための庁内横断的な会議が開かれることになりました。
・・・1回目の会議は、自己紹介をした後、「それでは具体的には次回に」「次回日程はおって・・・」ということで、ものの15分程度で終わりそうになり、驚きました・・・
その後、迅速に検討を進めるべきだという意見が出て、その日しばらくしてから会議が再開されたそうです。このような改革をする職員がいるのですね。よかったです。一部、原文を加筆してあります。
新しい世界史の見方
川北稔著『世界システム論講義―ヨーロッパと近代世界』(2016年、ちくま学芸文庫)が、勉強になりました。2001年の放送大学の教科書が、文庫になったものです。学生時代に習った歴史が、古くなっていることを痛感します。ヨーロッパ中心のものの見方、国家を単位とした見方、先進国に向かって後進国が発展していく歴史、これらが否定されます。
アメリカをつくったのは、勤勉なキリスト教徒だけではないこと。そんなきれい事ではないようです。先進国が工業化される過程で、後進国が低開発国にされたこと。同じ植民地でありながら、北アメリカ北部、南部、カリブ海地域が、違った発展をしたのか。ご関心ある方は、お読みください。面白く読みやすいです。