今日11月6日は、高槻市役所の幹部研修(部長、部長代理級)の講師に行ってきました。「人材育成を重点に話してほしい」とのことなので、その点を強調してきました。
これまでの日本の職場は、職員は前任者からの引継書と周囲の人に教えられて仕事をしてきました。大部屋制のよいところです。上司から、「あなたはこの仕事をするのです」と指示を受けることはありませんでした。職員を育てるのは管理職の役割でなく、周囲の仕事、人事課の仕事でした。
これに対しジョブ型では、仕事は各人に割り振られるので、上司がそれぞれに指示を出し、進行管理をして成果評価も必要です。部下を育てることも、管理職の役割です。
また、管理職は優秀な職員から選ばれました。部下たちの仕事の内容をよく知っているのです。ところが、前年通りの仕事ばかりではなくなり、新しい仕事が増えると、この仕組みは機能しません。職員はどちらに進んでよいのかわからず、上司に相談する習慣も持っていません。
管理職も、部下に指示を出す経験が少なく、部下を評価する経験もありません。仕事のできない部下を指導する技能も持っていません。そのような訓練を受けていないからです。日本の生産性の低さは、管理職が管理職の仕事をしていないからです。
「職場管理」と言われますが、「仕事は管理、職員は育成」です。