9月25日の日経新聞夕刊が「原発事故後初のコメ出荷へ 福島・飯舘村で稲刈り」を伝えていました。NHK福島も。
・・・東京電力福島第1原発事故による避難指示が解除された飯舘村長泥地区の特定復興再生拠点区域(復興拠点)の田んぼで24日、地区住民らが稲刈りをした。収穫したコメは全量全袋検査で放射性セシウム濃度が食品の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を下回れば、原発事故後初めて市場に出荷される。長泥地区産のコメの流通は15年ぶりとなる。
長泥地区では、復興拠点の避難指示が解除された2023年から、コメの出荷制限解除に向けた試験栽培と実証栽培が行われた。収穫したコメは出荷せず、放射性物質濃度を測定した後に廃棄された。2年間の栽培で安全性に問題がないことが確認されたため、県と村の管理計画に基づき、今年から出荷を見込んだ稲作が可能となり、5月に営農が再開された・・・地元の福島民友新聞
長泥地区は、私も何度も足を運んで、思い入れのある地区です。地元の住民や当時の村長の思いがあり、意向を聞きながら復興を進めました。農家にとっても地域にとっても、米が作れることが一つの目標です。
地区では、放射能濃度が低い除去土壌を埋め、その上に覆土して農地を造成する事業もしています。今回は別の地区のようです「除去土壌の復興再生利用」