7月19日の読売新聞1面コラム「編集手帳」から。
・・・天文学を学ぼうとすると最初に太陽系の話が出てくる。地球と太陽の距離は、1億5000万キロ・メートル。大きすぎてピンとこない。日常の尺度で考えてみる
◆地球から太陽までの旅行を空想してみた。電卓をたたくと、時速300キロ・メートルの新幹線で57年程度、時速900キロ・メートルのジェット機なら19年程度かかると答えが出た。これらに比べると、光の速さは桁違いだと実感してしまう。太陽の光が地球に届くまで、わずか8分19秒だ
◆秒速30万キロ・メートルの光速でも、46億年を要する。想像を超える彼方に浮かんだ星々の撮影に米航空宇宙局(NASA)が打ち上げたジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が成功した・・・
太陽まで新幹線で57年、ジェット機で19年かかるのですか。分かりやすい尺度です。