9月22日の日経新聞経済教室は、カール・フレイ オックスフォード大学フェローの「コロナ危機と技術革新 グローバルな人材交流、必須」でした。
コロナの世界的流行によって、技術革新が低下することが指摘されています。
まず、世界的な人材交流が制限され、技術革新が不活発になっていること。
二つ目に、リモートワークが、技術革新を鈍らせることです。
ビデオ会議システムなどで、世界各地の専門家が意見交換できるので、技術革新に好ましいと点もあります。
しかし、新しいアイデアは、しばしば思いがけない出会いややり取りから生まれます。ところが、対面が制限されている状況では、そのような出会いが起きにくいのです。
研究では、「破壊的な概念を提案する可能性」は、リアルチーム(集合作業)の方が、リモートチーム(遠隔作業)の2倍以上高いのだそうです。