ノーベル賞を受けられた益川敏英先生が、お亡くなりになりました。なかなか愉快な先生だったようです(失礼)。私のホームページで先生を紹介したことを、思い出しました。再度掲載します。
物忘れのひどい私が言うのではなく、ノーベル賞学者がおっしゃることで、説得力があります。「人は記憶を作る」
・・大学の学生時代、友人たちと映画を見た後、感想を語り合った。登場した女性について、ある者は「黄色い色の服を着ていた」と言い、別の人は「赤い服だった」と言う。また別の者は「違う、青色だった」と、てんでばらばらな議論になった。
そこで、確認するために、もう一度映画館に行こうと提案した。ところがその映画は白黒映画だった。色がついているはずがない。みんなキツネにつままれたような表情だった。
人間というものは、記憶を作ってしまうものだということが、その夜の議論の結論だった・・