休み明けの憂鬱

12月22日の日経新聞夕刊Bizワザ「休み明けの憂鬱解消術」から。

・・・老若男女を問わず、休日の前後に体の不調を感じるほか、気持ちが憂鬱になる人は多いだろう。特に働いている人は仕事を考えればなおさらだ。こうした症状を「一時の不調」と我慢して乗り切ることもできるが、実はちょっとした行動でも改善できる。
まず、日曜日の夕方あたりから翌日の仕事などを考え気分が沈む場合を考えよう。この時間帯に放映するアニメ番組にちなみ「サザエさん症候群」とも呼ばれる。精神科医の堤多可弘氏は「予期不安といい、まだ起きてもいないことを先取りして過剰に不安視すること」という。

「週明けのプレゼンが緊張する」「提出済みのリポートを上司に注意されるのでは」――。いずれも事前に悩んでも対応できないが、不安を解消しようと無意識に考えてしまう。仕事の自由度が少ない人ほど、こうした不安に陥りやすいという。
堤氏は「不安を感じる内容をメモに書くなど、表に出してほしい」という。文字にすることで、冷静に現状を確認できる。メモなどは仕事の際に目のつく場所に置けばよい。あとはリラックスし、仕事までは極力メモの内容は忘れてしまおう・・・

・・・日曜日の夕方に感じる不安とならび、多くの人が悩むのが「ブルーマンデー」とも呼ばれる休み明けの体の不調と憂鬱感だ。月曜日の朝は目覚めが悪く、会社に行っても体が重く仕事に身が入らない、という経験をした人は少なくないだろう。
原因の一つとされるのが「ソーシャルジェットラグ(社会的時差ぼけ)」だ。ジェットラグ(時差ぼけ)は日本と時差が大きい国に行った際、就寝時間が変わり体内のリズムが崩れて体調不良になることだが、平日と休日の起床時間が大きくずれても同じことが起きる。

週末夜更かしをして、土日に朝寝坊するのが一因だ。この習慣を続けることは、毎週末に時差が大きい国に旅行するようなもので、体は休まらない。
大事なのは土日の朝寝坊を少しでも減らすこと。休日の午前中に予定を無理やり入れるのも手だ・・・