福島の漁業再開への歩み

5月11日の読売新聞「大震災再生の歩み」は「漁業復活の潮目は」でした。
福島の沿岸漁業は、原発事故後、魚の安全を確認しながら操業を広げてきました。今年、すべての魚種で制限が解除されました。しかし、漁獲量は回復せず、昨年は前年を下回りました。

・・・主力のコウナゴの不漁に加え、賠償の仕組みが影響している、との指摘もある。賠償されるのは事故前と現在の収入の差額だ。漁獲に関係なく、同じ収入が確保される。

市場の受け止めも変わりつつある。県産水産物の東京・豊洲市場への入荷量は昨年、築地市場時代も含めて震災後最低の2638トンだった。「各店共通の売り方をするチェーンの場合、数量が少ないと使いづらく、敬遠する」と指摘するのは、外食大手の仕入れ担当幹部。県水産加工業連合会の小野利仁会長は「仲買が安定した量の魚を確保できず、流通網が弱体化してしまった」と嘆く・・・

記事にはグラフなども付いて、わかりやすいです。記事をお読みください。
読売新聞は毎月11日に、大震災復興記事を掲載してます。ありがとうございます。