岩手県被災地視察、その2

今回の視察は、新しくできた追悼記念施設も見てきました。

陸前高田市には、国と県がつくった追悼記念施設が、先月できたばかりです。奇跡の一本松の近くにあります。それぞれのホームページをご覧ください。
高田松原津波復興祈念公園東日本大震災津波伝承館
祈念公園は、高さを抑え、海に向かって「祈りの軸」がある、なかなか良くできた意匠です。展示施設のほか、道の駅も併設されています。たくさんの人で賑わっていました。

釜石市では、鵜住居地区に市がつくった追悼記念施設ができています。
うのすまい・トモス
こちらも、祈りの場と展示施設と売店があります。鵜住居駅前なので、駅前広場とにぎわいの場を兼ねています。ラグビーワールドカップ試合場となった、鵜住居スタジアムの近くです。

宮古市では、災害遺構となった田老観光ホテルを見てきました。ガイド付きで、壊れた防潮堤とホテルを案内してもらえます。ホテルは2階までが津波にぶち抜かれて、鉄骨だけになっています。ホテル6階の元客室で、そこから撮影された津波の様子を見ることができます。毎日、たくさんの観光客が勉強に来ています。

津波被災地では、インフラや住宅の復旧が進み、被害の痕がわからなくなっています。このような施設を巡ってもらうと、あの怖さを知ってもらうことができます。
広島の原爆ドームと同様に、学生の教育旅行や観光の場所になるとよいですね。皆さんも、機会があれば行ってください。