年別アーカイブ:2018年

松井忠三さん、人を使う術

2018年2月16日   岡本全勝

日経新聞私の履歴書、2月は、松井忠三・良品計画元会長です。15日は「新人時代 現場で培った極意」です。
西友ストアに入社3年目、25歳の頃です。
・・・1975年3月、高円寺店勤務の辞令が出る。前の店と同じように学ぶことばかりの日々が続く。特にパートさんら現場を支える人たちとの信頼関係の構築にはバレー部や大学時代の学生運動、建設現場の作業員のアルバイトなどの経験がいかせた。学生運動のように自分の主張をストレートに言っても伝わらないことが身に染みていたからだ。
現場の人たちはいろいろな経験をしていて今、ここで働いている。酸いも甘いもかみわけた人たちだ。理不尽な人生を送ってきた人もいる。そんな人生の先輩に30歳前後の店長や私のような若造が、正論で頭ごなしに指示を出していてもうまくいくはずがない。私も本来の目標と違う職業・職場で働くことになったので現場の人の感情がわかるような気がしていた・・・

若い管理職に読んで欲しい内容です。

英会話での謙遜

2018年2月16日   岡本全勝

2月13日の日経新聞オピニオン欄「私見卓見」、山中司・立命館大学国際部副部長の「英語に過剰な謙遜不要」から。
・・・大学で英語を教える教員として、学生が「Sorry for my poor English(英語がつたなくて恐縮です)」と前置きしてから話す場面に遭遇する。日本人が日本語の会話で謙遜するのは、自らへりくだることでコミュニケーションを円滑にしようとするからだが、英語の言い回しとしては違和感を抱く・・・
・・・英語を使う際、謙遜はプラスに働かない。同じ語学レベルの場合、「少ししか話せない」と認識するか、「少しだが話せる」と考えるかは将来の伸びに大きな違いをもたらす。前者は、消極性が前面に出てコミュニケーションがおっくうになる。後者は多少間違っても堂々と話し続けるだろう。英語に接する機会が増えればネットワークも広がり、さらに話すようになる・・・

日経新聞夕刊コラム第7回

2018年2月15日   岡本全勝

日経新聞夕刊コラム第7回「私設ホームページ」が載りました。今回は、仕事の経験を離れて、私生活について書きました。もっとも、仕事の延長でもありますが。
このホームページをご覧の方は、ご存じの内容です。
公務員はどの程度、実名でホームページやブログを発信しているのでしょう。匿名での発信もあるのでしょうが、匿名なので誰が書いているか分かりませんよね。

日経新聞のコラムを読んで、このホームページを訪ねてくださった方がおられると、うれしいですね。このページでは、コラムに書ききれなかったことについて、補足説明もしています。限られた字数に納めるのがコラムですから、補足説明は邪道ですかね。「補足説明のページ」
このホームページの概要や経歴は、次のページをお読みください。「このホームページの解説」「閲覧者270万人の記録」。

前回に続き、コラム執筆の苦労について書きます。今回は、字数です。
分量は、19字×36行=684字です。この字数に収めることは、難しいです。
限られた字数で何を伝えるか。そのために、文章をどこまでそぎ落とすか。その勝負です。あまり削ると、読む人が分からなくなります。
私の文章は「短く平易に」を心がけているので、このようなコラムには適していると思っています。それでも、難しいです。また私の文章は、通常は「です・ます調」なのですが、新聞なので「だ・である調」にそろえています。私は、「だ」とか「である」という決めつけ的な表現が嫌いです。「であります」という表現も嫌いです。「です」がすっきりしますよね。

いろいろ書きたいのですが、そうもいかず。まず、文字数を気にせず書いてみます。当然のように超過するので、削ります。文章を泣く泣く削除し、何度も書き直して、収めるようにしています。何度書き換えたことやら。てにをはの1文字に、悩みます。「僧は推す月下の門」か「僧は敲く月下の門」かの心境です。
もっとも、字数が限られているので、文章が磨かれるという長所もあります。「いくら長くても良い」という条件だと、冗長になるでしょう。

皆さんも一度、この字数で書いてみてください。400字詰め原稿用紙で約1枚半です。今や原稿用紙を使わない人も多いでしょうから、その場合は、パソコンで文字数を数えてやってみてください。

NPOの復興支援

2018年2月15日   岡本全勝

一般社団法人RCFが、引き続き被災地での復興支援をしてくれています。
今回の大震災では、組織的ボランティアであるNPO(非営利活動)の活躍が、特徴的でした。行政の手の届かないところ、例えばコミュニティ再建や、企業と被災地のマッチングなどです。また、復興にとどまらず、未来に向けての活動もしています。
具体的な活動内容は、メールマガジンをご覧ください。

フランス、徴兵制復活論議

2018年2月15日   岡本全勝

2月11日の朝日新聞「日曜に想う」は、大野博人・編集委員の「分断フランス「徴兵制」に何望む」でした。
先日、マクロン大統領が、徴兵制を復活させると発表しました。それを聞いて、私は「この時代に・・・?」と疑問を持ちました。戦艦にしろ戦闘機にしろ、素人が少々の訓練を受けて使えるものにはなりません。
この記事を読んで、分かりました。まず、提案されている兵役期間は、たった1か月です。
大統領は、国防や治安への貢献を考えているのではないようです。生まれ育った環境が異なる若者に同じ仕事をさせ、国民という共通した帰属意識を育む機会にしようというのが狙いのようです。フランス社会が分断に苦しんでいます。イスラム系市民への偏見、経済的不平等、エリート対非エリート・・。
なるほど。

2月14日の日経新聞も、「徴兵制、欧州で復活の波」を伝えていました。東西冷戦が終わり、ヨーロッパ各国が徴兵制を廃止しました。それまで、続いていたのです。