東京電力、廃炉資料館

先日、東京電力の「廃炉資料館」に行ってきました。福島県富岡町の国道6号線沿いにある展示施設です。11月30日に開館しました。
2011年3月の第一原発事故の状況と、現在進められている廃炉作業の状況を展示しています。これは、わかりやすいです。事故当時の様子が、映像や画像で再現されています。第一原発を視察しても、事故発生当時のことはわかりませんから。
当時を知る人も、事故の概要は知らないでしょうし、若い人はなおさらです。
また、説明の中で、東京電力が事故を起こしたことの反省と、大きな被害を与えたことについて、率直にお詫びをしています。企業の広報施設としては異例ですが、納得できます。

かつて、原子力発電所を宣伝するための施設だったものを、改装しました。
機会があれば、ぜひご覧ください。映像などをすべて見ると、2時間かかるそうです。少なくとも30分以上は必要です。
インターネットで、その要点を見ることができれば良いのですが、まだ開館したばかりで、準備ができていません。充実されることを期待しています。

このほかに、原発事故や放射線、除染などについて説明している施設として、次のようなものがあります。
・福島県環境創造センター交流棟「コミュタン福島」。放射線やふくしまの環境の現状を、展示しています。
・特定廃棄物埋立情報館「リプルンふくしま」。放射性物質に汚染されたごみの埋立処分について、わかりやすく学べる情報館です。