東北経済産業局が、「グループ補助金(中小企業等グループ施設等復旧整備補助金)交付先アンケート調査」を発表しました。今回で、8回目です。詳細を見ていただくと、東北4県では、次のような特徴がわかります。
雇用は、雇用人数が震災前を上回りました。59%の事業者が、震災前の水準以上まで回復したと回答しています。
売上は、46%が震災前の水準以上まで回復したと回答。業種別に見ると建設業、運送業が良く、水産・食品加工業、旅館・ホテル業などが遅れています。
売上げが回復していない要因は、「既存顧客の喪失」「従業員の不足」などです。回復した要因は、「新商品・新サービス開発等による新規顧客の確保や既存顧客のつなぎ止め」、「復興特需、その他要因による新規顧客の確保」です。
この補助事業の自己負担分については、5,591事業者のうち5,073事業者が終了しています。残る事業者も、52%が調達済み・調達見込み済みです。
経営課題は、半数以上が「従業員の確保・育成」、「販路の確保・開拓」を挙げています。