中高生ネット依存、7人に1人

9月1日の朝日新聞1面に「中高生ネット依存、7人に1人」という記事が載っていました。これは、厚労省研究班の研究結果です。「飲酒や喫煙等の実態調査と生活習慣病予防のための減酒の効果的な介入方法の開発に関する研究」。この研究は、中高生の飲酒と喫煙行動についてのものですが、インターネット依存も調べています。

・・・「使用時間を短くしようとして落ち込みやイライラを感じるか」など8問中5問以上が当てはまれば、依存の疑いが強いと判断した。
ネット依存の疑いが強い生徒の割合は、中学生で12・4%(12年度6・0%)、高校生は16・0%(同9・4%)。中高生全体では7人に1人の割合だ。最も割合の低い中学1年(10・0%)でさえ、2012年度の高校生を上回るなど低年齢化が進んでいた。
また、8問中3問または4問が当てはまる、「ネット使用に問題がないとはいえない」生徒は中学生で22・2%、高校生で27・6%。約161万人に上ると見積もられた。
回答者全体で見ると、中学生の7割、高校生の9割がスマホを利用。各学年とも8割前後が動画サイト、7割前後が情報検索に使っていた。オンラインゲームは男子で多く、SNSは女子で多かった。ネットの使い過ぎによる問題は、成績低下(高校2年で53・3%)や居眠り(同50・5%)、遅刻(同13・7%)、友人とのトラブル(同10・4%)が多かった・・・
・・・ネット使用は中学生になる前から始まっている。内閣府が昨年実施した10歳未満の子どもを対象にした調査では、9歳児の約65・8%、2歳児も28・2%がネットを使っていた・・・

かなり危機的ですね。子供を持った親たちも、悩んでいるでしょう。便利なだけに、危険を伴います。