3月10日の朝日新聞経済欄に「復興支援 トヨタ式「カイゼン」伝授」が載っていました。詳しくは、本文を読んでいただくとして。
石巻市の水産会社では、トヨタの助言を受けて、生産効率が2~3割改善するとのことです。宮古市の漁協では、生産性が5割上がったとのこと。
以前、宮古市の水産加工会社にトヨタが指導に入ってくれて、生産効率が2割上がりました。陸前高田市にあった酒造会社も、2割上がりました。
この話は、産業再生の見本として、私も講演で使わせてもらっています。「補助金で施設設備を復旧しただけでは、売り上げが戻っていない。売り上げを伸ばすために、効率化や高付加価値化が必要だが、それは役所ができる分野ではない。企業の支援がありがたい」という文脈です。
私も何度か現場を見に行ったのですが、どこがどのように変わったのか、よく分かりませんでした。この記事を読んで、少し分かりました。
復興庁では、産業再開支援の手法として「企業連携」を進めています。