今日9月15日は、仙台の東北学院大学で「自治会とその周辺を舞台とした女性の役割」に登壇しました。災害復興公営住宅におけるコミュニティづくりの課題と対処策を議論しました。トヨタ財団が支援し、被災地で活躍しているNPOなどが事例を発表し、そのあと、私と本間照雄・東北学院大学教授、本多史朗・トヨタ財団プログラムオフィサーとで対談しました。お二人とも、現地に入り実態をよくご存じです。
コミュニティの再建は、今回の大震災でその重要性を認識し、復興の3本柱の一つに位置づけました「復興がつくった新しい行政」。
しかし、これまでに経験のないことです。行政が補助金でつくることはできません。住民が主体で、かつ継続が必要です。しかし、何もしないでおくと、いつまで経ってもできません。外から入ってどのような支援をするか、そしてどのように手を引いて自立してもらうか。国にも研究者にも、良い知恵はありません。
現地からの報告は、まさに手探りで、それぞれにご苦労があり、貴重なものでした。参加者は約60人。私にとっても、参加者にとっても、勉強になりました。
現地で活動しているNPO、それを支援してもらっているトヨタ財団、またこのような機会を作ってくださった関係者に、お礼を申し上げます。