朝日新聞5月11日の国際面に、「ドイツへの移住、危機国から急増」が載っていました。ドイツ政府が発表した2012年の統計によると、海外からドイツへの移住者数は108万人、前年比12万人増。このうち、スペインからは45%増の3万人、ギリシャからは43%増の3万4千人、ポルトガルからは43%増の1万2千人、イタリアからは40%増の4万2千人です。
ドイツでは、かつてトルコ人を労働力として迎え、共産圏の崩壊で東欧からの労働者が入ってきました。しかし、経済危機で南欧からの移住が増えています。
日本は、島国という障壁、厳しい入国管理、国民の意識で、移住を制限しています。「雇用と賃金の開国」(5月9日の記事)に続き、いずれ「人の開国」が来るのでしょう。その際には、いろんな困難が予想されます。日本社会は、地域から、また国民の意識から、大きく変化するでしょう。「日本への移民」「日本の外国人」