日経新聞4月14日「初歩からの世界経済」、3月23日と24日の「働けない若者の危機」から。
OECD調べでは、2013年2月の各国の失業率と若者(24歳以下)の失業率は、次の通りです。スペイン26%(若者56%)、イタリア12%(38%)、フランス11%(26%)、ドイツ5.4%(7.7%)、アメリカ7.7%(16%)。日本は4.3%(6.6%)です。スペインでは全年齢で4人に1人、若者は2人に1人が失業者です。フランスでも、若者は4人に1人が失業です。
他方で、スペインでは2012年の1月から9月までの間に、5万5千人が外国に職を求めて出ています。ドイツに移り住んだ外国人は、2012年1月から6月までの間に50万人います。
職もなく教育も受けていないニートの割合が、ドイツ9.5%、フランス12%、アメリカ14.8%です。
これでは若者は希望が持てず、社会は不安定になります。