先日紹介した「復興状況の把握手法」の全体を、HPに載せました。これは、いわゆる「復興指標」です。
私たちの仕事は、被災地の復旧復興と被災者の生活再建が目標です。現地がどれだけ復旧したか、被災者の生活がどれだけ再建されたかによって、評価されます。いくら予算を使ったと言っても、法律改正をしたと自慢しても、現地で成果を上げないと意味がありません。
「これだけ資金を配りました」「これだけ制度改正をしました」は一つの指標ですが、それでは十全ではありません。インプットではなく、アウトカム指標が重要なのです。
今回お示しした指標は、そのような観点から作ってあります。また、抽象的なものではなく、現地で把握できるものとしました。
もちろん、これら以外にも、様々な指標や把握手法があります。多くの研究者や学会が、調査に入っています。それぞれ有意義なので、目的に応じて、活用するのだと思います。